大豊工業が底値圏から急速切り返しへ、「新型ミライ」向けダイカスト製品などで実績
大豊工業<6470>が大幅高、底値圏から急速に切り返す展開をみせている。トヨタ自動車<7203>を筆頭株主とする軸受けメーカーで、電気自動車(EV)向けバッテリーやモーター、パワーコントロールユニットなど電動化製品への展開に注力している。トヨタがEVの世界販売台数を従来計画から大幅に引き上げ、2030年に350万台とする目標を新たに掲げたことで大豊工業の商機につながるとの思惑が投資マネーの攻勢を誘っている。燃料電池車「新型ミライ」向けに同社のアルミダイカスト製品が採用されていることもあり、市場の注目度が高い。業績も急回復歩調で、22年3月期は営業利益段階で前期比約5倍の35億円を計画している。
出所:MINKABU PRESS
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