ザインエレクトロニクス---3Q大幅増収黒字転換、LSI売上急成長でコロナ以前上回る
ザインエレクトロニクス<6769>は4日、2021年12月期第3四半期累計(21年1月-9月)の連結業績を発表した。売上高は3,171百万円(前年同期比42.0%増)と大きく伸び、営業利益は338百万円(前年同期は374百万円の損失)、経常利益は503百万円(同402百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益は410百万円(同328百万円の損失)と、各利益が黒字を回復した。
売上高は、LSI事業では主に国内と、中国市場を中心とした海外市場向けにおいて急速な回復と成長を実現し、前期比93%の増加となった。なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響以前の前々期比でも8%の増加となった。一方、AIOT事業では一部顧客向けの製品出荷の後倒しや計画の見直しなどの影響により、当初の見込みを下回って推移した。
販管費については、前期より引き続き新しい市場のニーズに対応するための積極的な研究開発投資を行った一方、リモート勤務導入などにより今年1月から本社オフィス面積の約4割削減などをはじめとするコスト削減を進めたことで、全体として前期比0.5%減となった。
《ST》
提供:フィスコ