【特集】10万円以下で買える、「上期好決算＆低PBR」銘柄リスト ＜割安株特集＞

　少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

　今回は22年3月期上期(4-9月)の決算発表が本格化するなか、足もとの業績が好調で、かつ株価指標面に割安感のある銘柄に注目した。下表では、東証上場で時価総額100億円以上の3月期決算企業(金融を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)4-9月期の売上高と経常利益が前年同期比で増加、(3)PBR(株価純資産倍率)が理論上の解散価値である1倍を下回る――を条件に投資妙味が高まる24社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは2日現在)


　　　　　　　　　　最低投資　　┌─売上高─┐　┌ 経常利益 ┐　　　　
コード 銘柄名 　　　　　金額　 増収率　4-9月期　増益率 4-9月期　　 PBR
<5955> ヤマシナ　　　　 7800　　 30.0　　 5473　　 216　　 458　　0.99
<6262> ペガサス　　　　46200　　 83.2　　 9568　　 862　　 702　　0.50
<9845> パーカー　　　　50500　　 25.1　　24278　　 275　　1637　　0.39
<9358> 宇徳　　　　　　53100　　　9.1　　25430　　1151　　1238　　0.65
<4220> リケンテクノ　　54300　　 25.6　　50965　　90.4　　3307　　0.61

<4228> 積化成　　　　　55100　　　7.8　　59419　　 145　　 750　　0.36
<2114> フジ日本　　　　56500　　　8.4　　 9927　　 2.2　　 854　　0.80
<3861> 王子ＨＤ　　　　56800　　　8.6　 708529　　 212　 68835　　0.70
<4005> 住友化　　　　　56900　　 26.6　1325210　　 278　146781　　0.86
<1934> ユアテック　　　66700　　 21.7　　98719　　 188　　 716　　0.39

<1967> ヤマト　　　　　77600　　 11.0　　22281　　33.8　　2006　　0.61
<5951> ダイニチ工業　　79900　　　0.3　　 6319　　6833　　 208　　0.54
<6809> ＴＯＡ　　　　　80500　　　7.2　　18937　　1451　　 822　　0.57
<7298> 八千代工　　　　80500　　　6.6　　74560　　 213　　3975　　0.36
<6848> 東亜ＤＫＫ　　　84000　　　4.9　　 7434　　 4.2　　 673　　0.91

<8103> 明和産　　　　　84800　　 17.3　　68819　　90.7　　1461　　0.99
<3941> レンゴー　　　　85000　　 10.4　 363575　　16.4　 22504　　0.62
<8141> 新光商　　　　　87900　　 33.4　　58590　　 232　　1145　　0.66
<4410> ハリマ化成Ｇ　　88500　　 20.7　　36343　　1194　　2031　　0.61
<7224> 新明和　　　　　92700　　　6.9　 100264　　22.9　　4698　　0.68

<3023> ラサ商事　　　　93200　　 30.9　　15001　　58.7　　1076　　0.60
<4550> 日水薬　　　　　95900　　 68.9　　 8366　　 133　　 928　　0.66
<5933> アルインコ　　　98900　　　6.0　　26714　　 3.6　　1164　　0.68
<9686> 東洋テク　　　　99900　　　5.0　　13307　　12.9　　 411　　0.48

※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増収率が％、PBRが倍。
※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。

株探ニュース