日製鋼が反発、国内有力証券は目標株価3500円に引き上げ
日本製鋼所<5631>が反発。岩井コスモ証券は14日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を3200円から3500円に引き上げた。同社は総合樹脂機械メーカーの世界大手で、リチウムイオン電池(LiB)用セパレーターフィルム製造装置では世界シェア7割を獲得している。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比約3.7倍の37億400万円と好調。企業の設備投資回復を受けて、産業機械事業、素形材・エネルギー事業の両セグメントで受注高・売上高が増加した。同期末の受注残高は2016億円(前年同期比18.7%増)となり、会社計画の今期末受注残高1888億円を既に上回った。22年3月期の連結営業利益は会社予想160億円(前期比56.5%増)に対して、178億円と増額修正を予想。自動車業界の電気自動車(EV)シフトでLiB用セパレーターフィルム製造装置の拡販が期待できる、とみている。
出所:MINKABU PRESS
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