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6338 タカトリ

東証S
1,542円
前日比
+5
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PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.4 0.85 2.59
時価総額 84.7億円
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個人投資家・有限亭玉介:パワー半導体関連の需要増に期待の関連株【FISCOソーシャルレポーター】


以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2021年6月21日10時に執筆

半導体関連はまだまだ投資家の関心を集めているようですねぇ。自動車業界では半導体不足による生産ストップを避ける為に、車載用半導体の需要が高まっている様子です。この半導体不足の渦中で、研究が進められている次世代パワー半導体にも注目しておりますよ。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

鉄道や産業機械に使用されるパワー半導体は、EVなど次世代自動車の進化に伴って高性能かつ省エネの「次世代パワー半導体」が必要とされるようになりました。これまで半導体には主にシリコンが使用されてきましたが、炭化ケイ素や酸化ガリウムを使った半導体は効率的に電気を制御できる為、実用化へ向けて研究が進められています。

有識者の見解によれば、日本の半導体は車載用などでは世界的に見ても依然として高い競争力を持っており、EVが普及するにつれて新しい技術を搭載した次世代パワー半導体でシェア拡大できるとの期待もあります。

自動車に限らず太陽光や風力発電などにおいても、電気を効率的に制御する場面ではパワー半導体の活躍余地があると思われます。次世代パワー半導体は開発途上の為、2020年時点での市場規模は514億円程度となっています。しかし、2021年以降は年率で20%近い伸びが続くとの予測もあり、2030年には2490億円に到達すると報じられています。

従来のシリコン製パワー半導体の市場規模が2020年時点で2兆7529億円である事を考えると、次世代パワー半導体の市場規模は小さく見えるかもしれませんが、成長市場において技術的に優位に立ち、高シェアを獲得する事はビジネスにおいて重要です。昨今の省エネの潮流も、次世代パワー半導体には追い風となるでしょうな。

これから成長が見込める分野であれば投資家としてはリサーチしないわけにはいきません。過去の栄光となっていた日の丸半導体が復活できるのか目を光らせております。というわけで、今回はパワー半導体関連を中心にチェックして参ります。

まずは5月にも6G関連としてご紹介していたサンケン電気<6707>は、パワー半導体を中心としたパワーエレクトロニクスの専門メーカーです。ここ一年で株価を2倍以上に急伸中です。さらに同じく6G関連としてご紹介したタムラ製作所<6768>は、その後出資先であるノベルクリスタルテクノロジーが、世界で初めて100ミリウエハ酸化ガリウム半導体の量産に成功したと報じられると、関連株として急騰しておりましたな。

22年3月期も2期連続の増益が予想されるMARUWA<5344>は、パワー半導体などの電子部品に欠かせない窒化アルミニウム基板で世界トップシェアを誇る企業です。半導体の製造工程において同社の優位性は高いと見て中長期目線で監視をしております。

続いて6月10日の決算は振るいませんでしたが、半導体等電子部品製造装置の需要は着実に拡大している事から、サムコ<6387>を挙げます。SMBC日興証券では6月17日付けで同社の投資判断「1」(アウトパフォーム)で目標株価 3000円に引き上げた模様。つまりは業績復調の期待はあると…下値を切り上げるか見定めたいところです。

3月に海外企業からパワー半導体向けシリコンカーバイド材料切断加工装置の大口受注で業績が回復したタカトリ<6338>は、下値を切り上げて直近で年初来高値を更新しました。炭化ケイ素を使ったパワー半導体の量産を目指すMipox<5381>も次世代パワー半導体の思惑から買われた模様です。半導体内部の欠陥を可視化できる高度な検査技術などもチェックしておきたいですな。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《RS》

 提供:フィスコ

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