テックポイント・インク---20年12月期は増収・2ケタ増益、車載向け半導体製品が引き続き好調
テックポイント・インク<6697>は12日、2020年12月期連結決算を発表した。売上高が前期比7.2%増の35.54億円、営業利益が同54.4%増の3.82億円、税引前当期純利益が同59.9%増の4.05億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.3%増の3.45億円となった。
2020年12月期第4四半期(10~12月)の売上高は14億円、営業利益は3.4億円と、いずれも四半期として過去最高となった。
売上高の増加は主に、車載カメラシステム市場向け半導体製品の売上高が7.64億円増加したことによる。同半導体製品の出荷数は104%増加している。監視カメラシステム市場向け半導体製品の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大に起因する市場冷え込みの影響を受け、前期比24%減少しているが、車載カメラの売上増が減少をカバーした。
2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比33.8%増の47.56億円、営業利益が同94.0%増の7.42億円、税引前当期純利益が同82.7%増の7.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同77.6%増の6.14億円を見込んでいる。車載カメラ向け半導体の売上高は12%増、監視カメラ向け半導体の売上高は58%増と予想する。
《YM》
提供:フィスコ