個人投資家・有限亭玉介:コロナ禍で個人投資家が増加中?注目株【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2021年2月1日10時に執筆
緊急事態宣言の期間中に自宅でテレワークも一般的になりました。政府の目標である出勤者数7割減には程遠いですが、新型コロナの発生前に比べれば普及していると言えるでしょう。そのような状況下でサラリーマンなどの個人投資家が増えているようです。
改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
個人投資家が増えるのは同志が増えて嬉しいもんですが…こと、株においては話題株を常々監視しているあたくしのブログも読んでもらえたらなぁ、なんて思います。2022年からは高校の家庭科でも資産形成について株式などの金融商品の特徴を教えるとの報道もありますので、いずれは学生の読者さんも増えるのかもしれませんねぇ。
昨年12月21日に日本銀行が発表した7~9月期の資金循環統計(速報)によると、昨年9月末時点で家計が持つ金融資産の残高が、統計のデータがある2004年以降で過去最高になりました。さらに、昨年12月末の公募株式投信(上場投信を除く)の残高は70兆円を超えており、5年7ヶ月ぶりにこちらも過去最高となった模様です。
新型コロナによる政府からの給付金などキャッシュが増えた事情もあると思われますが、個人マネーが投資信託などを経て株式市場へ流入しているようです。個人の株式売買代金も19年に比べ20年は週間平均額が増加し、売買代金で見る市場シェアも20年3月以降は個人投資家がおよそ25%(19年は20%)を占めるほど存在感が高まっております。
これほど個人投資家が増えれば相場にも影響を与える事になるでしょう。機関投資家や外国人投資家の動向はもちろんチェックする必要がありますが、個人投資家の動向も無視できない規模になってきましたな。米国・ゲームストップ株の一連のニュースも話題ですしね。
目先、個人投資家が好む人気化しているテーマ株としては、半導体関連ですな。例えば台湾TSMCが増産に踏み切るとの報道が伝わると、フォトレジスト樹脂用モノマーを手掛けるスガイ化学工業<4120>のような半導体製造に携わる企業への物色が目立ち始めました。同関連として水処理エンジニアリング手掛けるオルガノ<6368>も、押し目となっていた年末から今年に入り下値を切り上げております。電子産業のみならず水処理は環境関連への思惑もある為、中長期で監視をしていきたいところです。
環境意識の高まりから世界的なEVシフトへの潮流は個人投資家として見過ごせません。米テスラに納入実績があるSEMITEC<6626>は自動車向け温度センサーを手掛けており、コロナ禍でも21年3月期の通期経常は過去最高益を更新するとの見通しです。消費電力の問題など検討を進めながら日本でもEVが普及するのか注視する必要がありますな。
省エネとは言いつつも近年の夏冬はエアコン無しでは過ごせませんので、スマートハウス設備や企業の電力削減コンサルを展開するグリムス<3150>もチェックしております。チャート(日足)は底を打ったところから、1月29日の決算(3Q)は既に通期計画を上回っている事から反発に期待したいところです。
半導体や再生可能エネルギーなど個人投資家としては大きなテーマ株ばかりに目が行ってしまう事も多いですが、音楽の著作権ビジネスを展開するNEXTONE<7094>のようなオンリーワン企業も見逃す事なく、最近はブログでピックアップしております。
DXやふるさと納税など多様なテーマ性を持つチェンジ<3962>も個人投資家に人気ですねぇ。見方によってはオンリーワン企業と言えるかもしれません。ここまで好調さを見せる同社業績にも期待したいところです。決算は2月15日も見ておきたいもんです。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
《RS》
提供:フィスコ