高度紙に物色人気集中、5Gやデータセンター増設需要追い風に2度目の業績予想大幅増額
ニッポン高度紙工業<3891>がカイ気配のまま株価を上昇させる展開。同社はセパレーター(絶縁紙)専業大手で、アルミ電解コンデンサー用では世界シェアの60%という群を抜く商品競争力を持つが、5G関連投資やデータセンター増設需要が収益に強力な追い風となっている。前週末1月29日取引終了後に21年3月期の業績予想の修正を発表、売上高は従来予想の138億円から152億円(前期比16%増)、営業利益は19億円から25億円(同2.5倍)にそれぞれ大幅に増額している。同社の期中増額修正は今回が2度目となる。これを手掛かりに物色人気が一気に高まっている。
出所:MINKABU PRESS
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