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3484 イノベHD

東証P
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テンポイノベーション、2Q決算は最高売上高を更新、1Qから減益継続も大幅改善


テンポイノベーション<3484>は2日、2021年3月期第2四半期(20年4月-9月)の決算を発表した。売上高が前年同期比11.0%増の51.73億円、営業利益が同20.2%減の2.90億円、経常利益が同12.5%減の3.34億円、四半期純利益が同17.7%減の2.21億円。コロナ渦にも関わらず、売上高は過去最高を更新した。利益面は前年同期比で減少しているものの、1Qの同利益が40%以上の減少であったところから大幅改善した。

店舗転貸借事業は、新型コロナの影響によって転貸借物件数が前事業年度末比25件減の1,659件となり、売上高47.59億円(前年同期比5.0%増)となった。営業利益は2.19億円(同31.9%減)であったが、これは新型コロナの影響により売上総利益が減少したことに加え、特別手当の計上やオフィス増床による地代家賃増等による販管費微増の影響によるものだという。

不動産売買事業は、店舗転貸借事業においてキーとなる不動産業者との関係強化を目的として、店舗不動産の仕入販売や建築販売を実施している。2Qにおいては新型コロナの影響により市場が不活発化している中で、物件の取得は控えた一方で、保有物件1件を売却している。その結果、売上高4.14億円(前年同期比214.3%増)、営業利益0.7億円(同72.5%増)となった。

2021年3月期の業績予想については、これまで新型コロナの流行拡大による影響を合理的に算出することが困難であることから未定としていたが、2日付で公表している。売上高100.84億円(前期比1.0%増)、営業利益6.00億円(前期比23.5%減)、経常利益6.71億円(前期比17.3%減)、当期純利益4.51億円(前期比19.9%減)。新型コロナは当期中に収束しないものの、飲食店の出店意欲は回復に向かう前提で、9期連続増収も前期比20%前後の減益を見込む。
また、配当は経営基盤を強化しつつ、安定的に実施していくことを基本方針としているが、現時点では未定としている。

《ST》

 提供:フィスコ

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