<注目銘柄>=JCRファーマ、ヒト成長ホルモン製剤好調で新薬開発期待も
JCRファーマ<4552>の1万円トビ台は26週移動平均線を足場に上放れの可能性を内包している。同社は製薬会社と創薬ベンチャーの両面を併せ持つ。遺伝子組み換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェクト」を主力に収益成長を続け、再生医薬品分野では健康な人の骨髄から抽出した間葉系幹細胞を使った細胞医薬品「テムセル」などが業績に寄与しており、21年3月期営業利益は前期比85%増の60億円と急拡大を見込んでいる。
また、極めて高難度の血液脳関門の通過技術「J-Brain Cargo」を活用した新薬開発に対する評価も高い。最近では同じく血液脳関門分野の基盤的知財を有する米バイオベンチャーをM&Aで傘下に収めるなどで技術基盤を一層強化しており、ライセンス活動にも力を入れている。遺伝子難病「ライソゾーム病」のハンター症候群を適応とする治療薬も注目を集め、秋口の承認申請を目指している。(桂)
出所:MINKABU PRESS
また、極めて高難度の血液脳関門の通過技術「J-Brain Cargo」を活用した新薬開発に対する評価も高い。最近では同じく血液脳関門分野の基盤的知財を有する米バイオベンチャーをM&Aで傘下に収めるなどで技術基盤を一層強化しており、ライセンス活動にも力を入れている。遺伝子難病「ライソゾーム病」のハンター症候群を適応とする治療薬も注目を集め、秋口の承認申請を目指している。(桂)
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