日清食HDが後場プラス圏浮上、値上げ効果で20年3月期増収増益へ
日清食品ホールディングス<2897>は全体相場が下値模索の様相を強めるなか、後場に入って急速に切り返しプラス圏に転じた。同社は9日午後1時過ぎに、20年3月期の連結業績予想を発表した。売上収益は4650億円(前期比3.1%増)と増収を見込み、営業利益は370億円(同27.7%増)、最終利益は260億円(同34.3%増)と大幅増益を予想している。主力の即席麺などの値上げ実施で利益採算を高める方針。株価はこれを受けて買いが優勢となった。なお、19年3月期連結決算は売上収益4509億8400万円(前の期比2.3%増)と増収を確保したものの、原料価格の上昇や物流コストなどが重荷となって営業利益は289億6700万円(同17.6%減)と減益となった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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