トヨタなど自動車株が軟調、1ドル=108円台後半のドル安・円高進行を嫌気
トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株に売りが先行している。ここにきて外国為替市場ではドル売りの流れが強まっており、日本の輸出企業中心に業績への影響が懸念され始めている。日銀の黒田総裁は26日のダボス会議で現行の金融緩和政策を肯定する発言をしたが、一方で日本が物価目標に近づきつつあるとの認識を示したことが、これまでの政策の出口戦略を意識させ円買いを誘発する格好となっている。為替感応度が特に高い自動車セクターは、今期想定為替レートが1ドル=111円のトヨタだけでなく同109円のホンダの想定レートよりも円高に振れており、輸出採算悪化への思惑が売り優勢の背景にある。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)
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