農業総合研究所---2Q決算は農家の直売所事業が好調で通期予想は増収増益
農業総合研究所<3541>は12日、2017年8月期第2四半期(2016年9月~2017年2月)決算を発表した。売上高が前年同期比34.5%増の7.22億円、営業利益が同34.5%減の0.53億円、経常利益が同33.8%減の0.53億円、四半期純利益が同32.6%減の0.34億円となった。
同社は農家の直売所事業に注力している。スーパーマーケット等の小売店と交渉し、直売所の導入を進め、新規に導入した店舗が前期末比171店増の851店舗となっている。また、関東や関西地区のスーパーではフェアや販促支援を強化しており、より多くの農産物が販売できるよう努めた。登録生産者に対しては相場情報やスーパー等の特売情報等を提供し、より多くの農産物を出荷できるよう注力した。この結果、農家の直売所事業による流通総額は前年同期比31.5%の増加となった。今後も拡大が予想されるスーパー等への農産物供給量を確保するため、集荷場を関東地区や九州地区等に開設し、集荷場は前期末より4拠点増加させて61拠点となり、登録生産者は前期末より303名増加し、6,068名となった。
2017年8月期通期の業績予想は、売上高が前期比30.6%増の15.60億円、営業利益が同8.6%増の1.70億円、経常利益が同4.0%増の1.69億円、当期純利益が同1.9%増の1.09億円とする期初計画を据え置いている。
《TN》
提供:フィスコ