ソフトバンクが新値追い、トランプ介入に先んじて対応、AI分野スタートアップに思惑
ソフトバンクグループ<9984>が全般悪地合いに逆行し5連騰で新値追い、日経平均株価と連動しやすい値がさ株であるにもかかわらず、活況商いのなかで上値指向を継続している。トランプ次期米大統領は、個別企業に対し「口先介入」で保護主義的な立場を鮮明としている。後手に回る企業が多いなか、ソフトバンクはトランプ氏が昨年の大統領選に勝利した後いちはやく、孫正義社長がトランプタワーで会談して米国における500億ドル規模の投資を確約、これが今後の米国ビジネスのポテンシャルを高めるものとして、海外機関投資家の買いを呼び込んでいるもよう。IT革命の究極領域である人工知能(AI)分野の研究開発に世界が躍起となるなか、同社は同分野で主導権を握ることへの野心が旺盛であり、今後、米国でのインキュベーション事業に市場の関心が高まっている。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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