アニコム ホールディングス <
8715> [東証P] が5月25日大引け後(17:30)に配当修正を発表。従来未定としていた24年3月期の期末一括配当は5.5円(前期は4円)実施する方針とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
当社は、株主に対する利益還元が経営課題のひとつであるとの認識のもと、財務健全性と資本効率を踏まえ、中長期的な視野から、継続的・安定的な利益配分を行っていくことを基本方針としております。 今般、当社グループの中核保険会社であるアニコム損害保険株式会社の「ソルベンシー・マージン比率」の算出に誤りがあったことが判明いたしました。謹んでお詫び申し上げますとともに
»続く
、今後は算出事務を見直し、再発防止を徹底してまいります。なお、過年度 の数値については、現在精査中であり、 精査完了次第、速やかに開示いたします。 その結果、「中期経営計画2022-2024」において掲げている、アニコム損害保険株式会社単体の2024年度「ソルベンシー・マージン比率」の目標値である300%~320%の水準を大きく上回る状態となっております(2022年度末の実績値373.1%)。このような実態を踏まえ、グループ持株会社である当社といたしましては、適切な資本配分・構成により、中長期的な企業価値向上を図るという考え方に基づき、グループ各社に対する資本配分を行う必要があるものと考えております。今回の適正と考える資本水準を超える部分については、速やかに親会社である当社へ配当等を行い、これを元にした自己株式取得により株主還元に充てることが妥当であるとの判断を行ったものです。 上記を踏まえ、株主還元方針について、次のとおり変更いたします。(変更前)利益配分に関する基本方針 利益配分につきましては、株主に対する利益還元が経営課題のひとつであるとの認識のもと、財務健全性と資本効率を踏まえ、中長期的な視野から、継続的・安定的な利益配分を行っていくことを基本方針としております。 新たに策定した「中期経営計画2022-2024」におきましては、第二期創業期における経営ビジョンに沿って、更なる企業価値の向上を実現すると同時に、資本・リスク・リターンのバランスを取りながら、段階的な株主還元の改善を図り、2024 年度に向けて配当性向20%水準を目指すこととしております。(変更後)利益配分に関する基本方針 利益配分につきましては、株主に対する利益還元が経営課題のひとつであるとの認識のもと、財務健全性と資本効率を踏まえ、中長期的な視野から、継続的・安定的な利益配分を行っていくことを基本方針としております。 新たに策定した「中期経営計画2022-2024」におきましては、第二期創業期における経営ビジョンに沿って、更なる企業価値の向上を実現すると同時に、資本・リスク・リターンのバランスを取りながら、段階的な株主還元の改善を図り、2024 年度に向けて配当性向20%水準を目指すこととしております。 今般、算出された「ソルベンシー・マージン比率」を前提に、適正と考える資本水準を超える約40億円については、速やかに最適化すべく、自己株式取得に充てることといたします。 上記の方針に従い、2023年度の配当としては、中期経営計画の配当性向の目標である約20%に対して段階的に増配していくことが妥当であり、株主様のご期待にも沿うものと考えておりますことから、前期実績から1円50銭の増配を実施し、5円50銭の予想とすることといたしました。
配当予想の修正
決算期 |
修正1株配 |
発表日 |
旧 23.10-03 |
- |
23/05/10 |
新 23.10-03 |
5.5 |
23/05/25 |
修正額 |
+5.5 |
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決算期 |
修正1株配 |
発表日 |
旧 2024.03 |
- |
23/05/10 |
新 2024.03 |
5.5 |
23/05/25 |
修正額 |
+5.5 |
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※上記の業績表について
- ・「連」:日本会計基準[連結決算]、「単」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「U」:米国会計基準、「I」:国際会計基準(IFRS)、「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。連結と非連結が混在しない場合は、「連」「単」表記は省略します。
- ・決算期表記後の「*」は上場前の決算を示し、2018年以前に新規上場した銘柄では1株あたりの項目は株式分割などによる換算修正は行っていません。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
【注意】「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。