東京産業がストップ高配分、「高効率なセシウム除去技術を共同開発」

　東京産業 <8070> が大引けでストップ高配分となり、8万2600株の買い注文を残した。

　日経新聞が14日夕刊で「京都大学の豊原治彦准教授らは、福島第１原子力発電所事故の除染で生じた廃棄物から放射性物質のセシウムを効率よく取り除く技術を開発した」と報じ、同社などと共同開発したと伝えたことが買い材料視された。

　報道によると、従来は困難だった田畑の表土や汚泥など細かい粒子の土壌にも使え、保管が必要な廃棄物の容量を10分の1に減らせるという。

　総事業費が1兆円規模になるとされている中間貯蔵施設の建設コスト低減につながることから、政府による採用を期待する買いが向かった。