MCJ---1Q売上高は13.1%増とパソコン関連事業が好調、売上拡大の先行投資を積極的に実施
MCJ<6670>は4日、2018年3月期第1四半期(17年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比13.1%増の283.95億円、営業利益が同4.4%減の19.93億円、経常利益が同3.6%減の20.36億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同9.4%減の13.89億円となった。
売上高は順調に拡大。前年度の上期では行っていなかったテレビCMも含めた広告宣伝費を今年度は第1四半期より積極的に配分したため減益となったが、営業利益、純利益とも第2四半期の期初計画に対して約59%の進捗と順調に推移している。
セグメント別では、主力のパソコン関連事業の売上高は前年同期比13.9%増の275.87億円、営業利益は同1.1%減の19.54億円となった。高付加価値、特化型製品の継続的な好調に加え、「mouse」ブランドの認知度向上や、国内パソコン市場におけるマーケットシェアの拡大を目指し展開しているテレビCMやWeb広告等のマスメディア向けの広告宣伝効果により、売上高は拡大したことに加え、欧州でのモニタ販売も引き続き好調に推移した。
総合エンターテインメント事業の売上高は前年同期比9.0%減の8.14億円、営業利益は同39.7%減の0.60億円となった。複合カフェ店舗「aprecio」において、一部店舗では黒字転換したものの、全体では減収減益となった。
2018年3月期通期は、売上高が前期比5.7%増の1,149.53億円、営業利益が同7.2%増の80.00億円、経常利益が同6.8%増の80.13億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同8.8%増の54.70億円とする期初計画を据え置いている。
《TN》
提供:フィスコ