セレンディップ・ホールディングス---トライシスの株式取得、子会社化へ
セレンディップ・ホールディングス<7318>は5日、グループ会社のアペックスが、トライシスの発行済全株式を取得し、子会社化すると発表。
アペックスは、多くの顧客、多岐に渡る開発環境に対し試作開発・デザインサービスを提供している。アペックスは自動車メーカーを中心に車載HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)開発サポート事業を進めてきたが、顧客の旺盛なニーズに応えるための技術者確保が喫緊の課題であった。
トライシスは、1994年9月にコンシューマーゲームの受託開発会社として設立し、以降30年以上ゲームプログラミング業界での長い歴史と実績、経験と技術を持つゲームデベロッパーとして活動してきた。
同社グループにトライシスを迎えることにより、アペックスは、トライシスが有するゲームアプリ開発技術を活用でき、トライシスは、アペックスの自動車を中心とする顧客基盤を活用することで、双方にシナジー効果が期待されるため、株式取得に至った。
今後は、アペックスでは、トライシスが有するゲームアプリ開発の人材を活用して、「成長領域」かつ「高付加価値領域」である「HMI開発」の売上高を、3年以内に、現状の1.5倍以上にすることを目指す。
また、トライシスでは、アペックスの顧客基盤を活用し、ゲーム開発以外の領域へ進出することによって、3年以内に、売上高2倍以上の成長を目指す。
《ST》
提供:フィスコ