ニッポンインシュア:24年9月期業績は再度の上振れが期待される
ニッポンインシュア<5843>は家賃債務保証サービスを展開し、家賃債務保証サービスは、不動産仲介・管理会社が数ある家賃債務保証企業からサービスを選択し賃借人に案内するため、不動産仲介・管理会社との関係が極めて重要である。同社は契約管理クラウドシステム「CloudInsure(クラウドインシュア)」を同社で独自開発し、不動産仲介・管理会社はこれを活用することで入居者の契約情報が記載された家賃債務保証サービス契約書のダウンロードができるほか、申込に必要な書類を郵送することなくアップロードが可能となっている。このように同社は不動産管理会社から生まれたという強みを生かし、これら不動産仲介・管理会社の業務負担軽減につながるサービスを提供することで、後発ながら同社の家賃債務保証サービスを利用する不動産仲介・管理会社を増やし、業績拡大につなげている。
24年9月期業績は、売上高が前期比10.8%増の3,188百万円、営業利益が同20.4%増の351百万円が計画されており、二桁の増収増益見通しとなっている。上期営業利益は266百万円となり、通期計画に対する進捗率は約75%と高く、今期業績予想は一度上方修正を行っているが、再度の上振れが期待される。
《NH》
提供:フィスコ