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【通貨】ユーロ週間見通し:底堅い動きか、日本の財政悪化への懸念残る

ユーロ/円 <日足> 「株探」多機能チャートより

■弱含み、欧米関係の悪化を嫌気

先週・今週のユーロ・ドルは弱含み。米国金利の先安観は消えていないものの、トランプ米大統領がンマーク自治領グリーンランドを領有する必要があるとの認識を変えていないことを受けて米国と欧州の対立は深まり、リスク回避的なユーロ売り・米ドル買いが観測された。ウクライナ戦争のすみやかな終結は難しくなっていることもユーロの上昇を抑えた。取引レンジ:1.1618ドル-1.1789ドル。

■下げ渋りか、ECBの利上げ期待後退も米利下げ観測で

来週のユーロ・ドルは下げ渋りか。欧米関係のすみやかな改善は期待できないが、ユーロ圏の経済指標はやや改善しつつあるため、欧州中央銀行(ECB)の利下げ休止への思惑からユーロは売りづらい。また、米国の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った場合、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げの思惑が広がり、ユーロ売りは抑制される展開もあり得る。

予想レンジ:1.1500ドル-1.1800ドル

■伸び悩み、欧米関係の悪化を警戒してユーロ買いは一服

先週・今週のユーロ・円は伸び悩み。日本の財政悪化や日中関係の悪化を懸念したユーロ買い・円売りが観測されたが、欧米関係の悪化を警戒したユーロ売り・米ドル買いが年明け後に拡大したことから、ユーロ買い・円売りは一服した。取引レンジ:182円64銭-184円44銭。

■底堅い動きか、日本の財政悪化への懸念残る

来週のユーロ・円は底堅い動きとなりそうだ。ユーロ圏の経済指標は強弱まちまちだが、景況感の悪化を示唆する材料は少ないため、欧州中央銀行(ECB)の政策金利は長期間据え置きとなる見込み。一方、日中関係の不透明感は日本銀行の政策決定にも影響。また、日本の財政悪化懸念による円売りも根強く、ユーロは下げづらいだろう。

○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント
・15日:11月鉱工業生産(11月:前年比+2.1%)

予想レンジ:182円50銭-185円50銭

《FA》

 提供:フィスコ

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