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【通貨】欧米為替見通し: ドル・円は底堅い値動きか、明日の米雇用統計を見極め

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

8日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。米雇用関連統計が強弱まちまちのなか明日の雇用統計を見極めるムードが広がり、ドル売り縮小の見通し。一方、日中関係の不透明感から円売りに振れ、ドルをサポートしそうだ。

前日発表された米ADP雇用統計で非農業部門の民間就業者数が前月比で予想を下回り、雇用情勢の悪化を示した。それを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ継続の思惑から長期金利が一時低下しドル売り先行。雇用統計を見極めるムードが一段のドル売りを抑制。また、中国による日本向け輸出禁止措置が地政学的リスクとして意識された。本日アジア市場でドル・円は157円付近に浮上したが、節目付近の売りに押され失速した。

この後の海外市場は引き続き米雇用情勢が焦点。今晩の新規失業保険申請件数が予想通り悪化すれば景気減速懸念が再燃し、FRBの利下げ継続観測を背景に米金利が低下すればドル安方向に振れやすい。ただ、明日の雇用統計を前に大きなポジション調整は見送りムードが強く、ドルの下げ幅は限定的か。一方で、日銀の利上げペースが緩やかにとどまるとの見方や、日本の財政悪化懸念、さらに日中関係の先行き不透明感による円売りがドルを下支えしそうだ。

【今日の欧米市場の予定】
・19:00 ユーロ圏:11月失業率(予想:6.4%、10月:6.4%)
・19:00 ユーロ圏:11月生産者物価指数(予想:前年比-1.7%、10月:-0.5%)
・22:30 加:11月貿易収支(予想:-15億加ドル、10月:+1.5億カナダドル)
・22:30 米:前週分新規失業保険申請件数(予想:21.2万件、前回:19.9万件)
・22:30 米:10月貿易収支(予想:-585億ドル、9月:-528億ドル)

《CS》

 提供:フィスコ

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