【注目】片山財務相、過度で無秩序な変動に対し、「断固として措置を取る用意がある」

　ブルームバーグが片山財務相の単独インタビューを伝えており、「為替の過度で無秩序な変動に対し、断固として措置を取る用意がある」とし、市場介入も辞さない姿勢を示した。

　片山財務相は、植田日銀総裁の会見後に進んだ円安について、「非常に短い時間での動き。完全にファンダメンタルズではなくて投機だ」と指摘。このような動きに対して、９月の日米財務相共同声明に基づき「断固として措置を取る、アクションを取るということを申し上げている」と語った。

　為替介入も含めた行動を取れるということは日米財務相間の合意事項であり、「フリーハンドがあるということだ」と説明。

　今後、年末年始で取引が薄くなる中でも、常に万全の態勢が整っているとした。状況はその都度異なるため、介入の手法に定型のパターンはないとも述べた。

　この報道を受けて円相場は円高の反応を見せ、ドル円は瞬間的に１５６円台に下落する場面も見られた。


株探ニュース