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【注目】中国の26年成長率、消費と住宅が引き続き重しに

 アナリストは、中国の26年の経済成長は消費と住宅に引き続き圧迫されるだろうと分析している。需要の鈍化が続くと見ており、その要因として、これまでの財政刺激策の反動、不動産問題の悪化、地方政府の資金不足、過剰生産能力の長期化と企業利益率の低迷を挙げている。

 買い替え促進策の資金は急速に枯渇しており、26年の自動車販売の予測は悲観的だとも付け加えている。

 不動産投資については、来年はさらに10%縮小すると予測しており、中央経済工作会議の文言からは同セクターへの支援が限定的であることが示唆されていると指摘している。

 輸出、特にAI部品とグリーンテクノロジーの輸出は、中国の構造的競争力、産業高度化、イノベーションにより、成長を牽引し続け、消費の弱さを相殺する可能性が期待される。しかし、米国以外の経済圏との貿易摩擦は高まると予想しているようだ。


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