【特集】「ペロブスカイト太陽電池」が6位にランク、高市首相に続き赤沢経産相も注力姿勢を示す<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより1 フィジカルAI
2 金利上昇メリット
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4 地方銀行
5 ロボット
6 ペロブスカイト太陽電池
7 人工知能
8 半導体
9 JPX日経400
10 レアアース
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ペロブスカイト太陽電池」が6位となっている。
高市早苗首相は15日の参院予算委員会で、参政党の神谷宗幣代表からエネルギー政策に関して問われ「海外から輸入した太陽光発電パネルを並べるのではなくて、むしろ日本で発明されたペロブスカイト太陽電池を普及していく」と発言。続いて16日には赤沢亮正経済産業相が閣議後会見で「ペロブスカイトなどの次世代太陽光発電の開発・導入を支援していくという方向で考えている」と述べた。
ペロブスカイト太陽電池とは、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた太陽電池のこと。「薄く軽くフレキシブルであるため、設置対象の場所の範囲が広がる」「製造技術開発によって大量生産、製造コストが低下する可能性がある」「主原料のヨウ素は世界産出量の約30%が国内産である」といった特徴があり、シリコン系太陽電池に対して高い競争力が期待されている。
企業の取り組みも活発で、直近ではマクニカホールディングス<3132>傘下のマクニカが16日、東京ガス<9531>などと共同で取り組む住宅施設におけるフィルム型ペロブスカイト太陽電池の導入実証が東京都の推進事業に採択されたと発表したほか、翌17日には奥村組<1833>と遮水シート一体型ペロブスカイト太陽電池の実証試験を開始したことを明らかにした。
このほか、ニコン<7731>は10日に柔軟で折り曲げ可能な電子機器の試作品をつくる拠点「S3S LAB(エス スリー エス ラボ)」を稼働。NITTOKU<6145>は5日に京都地方裁判所から民事再生手続開始決定を受けた片岡製作所(京都市南区)の再建支援で基本合意したと発表しており、ペロブスカイト太陽電池の製造工程において使用されるレーザパターニング装置などの事業承継を目指している。
これ以外では、積水化学工業<4204>、フジプレアム<4237>、パナソニック ホールディングス<6752>、ヨウ素の生産を手掛けるK&Oエナジーグループ<1663>や伊勢化学工業<4107>などが関連銘柄として挙げられる。
出所:MINKABU PRESS

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