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【注目】先週の株式のポジショニングは概ね横ばい 株式ファンドへの資金流入がこの3カ月で最も弱い

 ストラテジストによると、先週の株式のポジショニングは概ね横ばいで、裁量的投資はやや縮小した一方、システマティック投資は小幅に増加したと伝えている。

 株式ファンドへの資金流入がこの3カ月で最も弱い58億ドルに留まり、債券ファンドも流入が鈍化して88億ドルとなった。一方、マネーマーケットファンド(MMF)は85億ドルの流出となったと指摘。

 S&P500は10月高値をやや下回っているものの、指数構成銘柄の平均株価は上昇。半面、大型の成長株やIT・ハイテク株、その他モメンタム追随型のセクターは下落しているという。

 また、株式市場全体の中央値ベースの売り建玉は依然として非常に高水準にあり、これは低い企業業績の伸びと結びつく水準だとする。大型の成長株やIT・ハイテク株の平均的な株式に対するアウトパフォームは、依然として長期トレンドチャネルの上限付近にあり、企業業績の成長が裾野を広げ始める中で、この領域全体が脆弱になりやすいと警告している。

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