【市況】10日の株式相場見通し=5万円台で一進一退か、米株先物と企業決算を注視
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより週明けの日本株は、米株価指数先物の動きを見極めながらの展開となる見込みだ。前週5日の急落局面と前週末7日に日経平均は5万円をザラ場で割り込みつつも下げ渋り、史上初めて5万円台で終了した10月27日以降、終値は5万円を上回る水準を維持していることもあって、先物主導で売り圧力が強まった際に、5万円近辺で下値抵抗力を発揮できるかが注目点となる。企業の決算発表も相次いでおり、個別物色の流れも継続する見通しだ。国内において高市早苗首相が7日に基礎的財政収支(プライマリーバランス)の単年度の黒字化目標に関して「数年単位でバランスを確認する」形に見直す意向を示し、財政拡張シナリオが改めて意識されるようになった点は、株式相場には支援材料となるだろう。
7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比74ドル80セント高の4万6987ドル10セントと反発。ナスダック総合株価指数は同49.46ポイント安の2万3004.53だった。
日程面では、きょうは国内では10月29~30日開催分の日銀金融政策決定会合の主な意見が公表されるほか、9月の景気動向指数が発表される予定。日銀の中川順子審議委員の講演も控えている。ディー・エヌ・エー<2432>や神戸製鋼所<5406>、SUBARU<7270>、三菱地所<8802>などが決算を発表する。海外では韓国でAIサミットが11日までの日程で開かれるほか、米3年債入札が控えている。
出所:MINKABU PRESS

米株










