【市況】東京株式(前引け)=続落、米関税交渉先行き懸念でリスクオフ
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートよりきょう前場の東京株式市場は主力株を中心に利益確定の売りが続き、日経平均株価は大幅続落となった。前日の米国株市場ではNYダウが400ドル高で4連騰と上値指向を強めたが、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は7日ぶりに反落しており、牽引役を担っていたエヌビディア<NVDA>の上げ足も止まった。これを受けて東京市場でも半導体関連株などを中心に利食い急ぎの動きが出ている。また、トランプ米大統領が日本に対し関税の引き上げを示唆するなど強硬姿勢を示しており、これが市場センチメントを冷やす背景となっている。ただ中小型株には強い動きを示すものが多く、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っている。
個別ではレーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など売買代金上位の半導体製造装置関連株が軒並み下落している。フジクラ<5803>が大きく値を下げたほか、ソフトバンクグループ<9984>も下値を探った。三菱重工業<7011>、IHI<7013>、川崎重工業<7012>などの防衛関連株も売りを浴びた。このほか、gumi<3903>が急落、千葉興業銀行<8337>も大きく利食われた。半面、ファーストリテイリング<9983>がしっかり、ルネサスエレクトロニクス<6723>が物色人気。フジ・メディア・ホールディングス<4676>が堅調、リクルートホールディングス<6098>も頑強。日本コンセプト<9386>が続急騰、エアトリ<6191>も値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS

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