
山梨銀 <日足> 「株探」多機能チャートより
山梨中央銀行<
8360>が急騰している。26日夜に日本経済新聞電子版が、「千葉県で最大手地銀の千葉銀行が同県3位の千葉興業銀行の株式20%弱を取得する方向で最終調整していることが26日、わかった」と報道。千葉銀行<
8331>は千葉興業銀行<
8337>の筆頭株主であるありあけキャピタル(東京都中央区)から株式を買い取るとともに、将来の経営統合に向けた協議も始めると伝えた。翌27日に千葉興と千葉銀はそれぞれ、「様々な経営上の可能性を検討している」などとするコメントを開示している。山梨銀に関しては、昨年9月30日時点で大株主にアリアケ・マスター・ファンドが名を連ねており、自己株式を除いた発行済み株式総数ベースで同ファンドの保有比率は1.53%に上る。一連の報道を受け、ありあけキャピタルのファンドが保有する山梨銀株に対する市場の関心が高まり、再編の思惑もあって投資資金が流入したようだ。地銀株ではこのほか、八十二銀行<
8359>や十六フィナンシャルグループ<
7380>、滋賀銀行<
8366>の上げが目立つ。
出所:
MINKABU PRESS