【材料】<動意株・26日>(大引け)=ピーエス、インタライフ、ブシロードなど

インターライフホールディングス<1418>=大幅高で昨年来高値を更新。25日取引終了後、25年2月期連結業績予想について売上高を155億円から169億円(前の期比33.9%増)へ、営業利益を6億円から8億7500万円(同3.2倍)へ上方修正すると発表。あわせて配当を増額しており、これを好感した買いが集まっている。内装工事事業や音響・照明設備事業で、工事進行基準として計上される複数の大型工事の完工が進んだため。期中に受注した小型案件数の増加なども寄与する見込み。配当予想は10円から20円(前の期8円)に引き上げた。
ブシロード<7803>=上げ足強め5連騰。昨年来高値を更新した。SBI証券が25日、ブシロードの目標株価を420円から635円に引き上げた。トレーディングカードゲーム部門では、新タイトル「hololive OFFICIAL CARD GAME」と「五等分の花嫁 カードゲーム」が順調なスタートとなったとしたうえで、「hololive」に関しては足もとで最も勢いのあるIP(知的財産)であり、商材についてヒットの確率が高いと指摘。コンテンツ部門の注目タイトル「HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT」が試金石になるとの見方も示している。投資判断は「中立」を据え置いた。
宮越ホールディングス<6620>=急伸。底値もみ合い圏から離脱の動きをみせている。中国で不動産開発及び賃貸管理事業を展開しているが、深セン市での開発事業に注目が集まっている。26日、同社子会社である深セン皇冠電子有限公司(皇冠電子)の深セン市における「ワールド・イノベーション・センター」プロジェクトに関し、皇冠電子が先行して進めている01―01区画の開発実施主体として政府担当部署と協議を行ってきたが、このほど同区画の「都市更新ユニット規劃修正(草案)」が規劃管轄部門の審査を通過し、深セン市規劃・自然資源局福田管理局から公示されたことを発表した。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。
バリオセキュア<4494>=切り返し急で新高値。25日の取引終了後、CSSホールディングス<2304>子会社でBGMや防犯カメラシステムの提供を行う東洋メディアリンクスと業務提携することで基本合意したと発表しており、好材料視されている。バリオが有する最先端のサイバーセキュリティー技術と、東洋メディアリンクスが提供する業務用防犯カメラ及び多様なソリューションを組み合わせることで、より強固で包括的なセキュリティー対策を実現する革新的なサービスを提供するのが狙い。なお、具体的なサービス内容は今後改めて開示するとしている。
駅探<3646>=急速人気化。経路検索サービスを運営しており、インバウンド関連の一角としても人気化素地を持っている。そうしたなか、25日取引終了後に25年3月期業績予想の修正を発表、経常利益を従来見通しの1億1100万円から1億4500万円(前期比5.4倍)に増額した。売上高についてはグループ会社サークアの全株式を譲渡したことを受け、みなし譲渡日を昨年12月末にすることにより、当初予定していた当第4四半期会計期間の業績は反映されないため減少した。しかし、利益面では、広告収入の増加やMaaS事業の拡大など売上高構成の改善、人件費や外注費などのコスト削減効果などが押し上げ要因となった。これが材料視されている。株価は300円台と値ごろ感があり小型株で足も軽く、個人投資家などの短期資金の買いを誘引している。
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出所:MINKABU PRESS