市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミロク情報、アストロHD、アンビスHD

ミロク情報 <日足> 「株探」多機能チャートより
■ミロク情報サービス <9928>  1,891円  +3 円 (+0.2%)  本日終値
 ミロク情報サービス<9928>が3日ぶりに反発した。同社は前週末21日の取引終了後、発行済み株式総数の7.18%に相当する自己株式250万株の消却を実施すると発表しており、支援材料とみなされたようだ。消却予定日は31日。

■アストロHD <186A>  777円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 アストロスケールホールディングス<186A>が4日ぶりに反発。21日の取引終了後、子会社アストロスケールがインド現地企業3社と、将来的な連携に向けてMOU(覚書)及び共同事業契約を締結したと発表しており、好材料視された。アストロスケールと包括的な協力に合意をしたのは、軌道上の物体をリアルタイムで監視するサービスを手掛けるディガンタラ社と、衛星の推進システムを開発・製造するベラトリックス・エアロスペース社、海外企業のインド進出を支援するメムコ・アソシエイツ(インド)社の3社。今回の覚書や共同事業契約に基づきアストロスケールは、宇宙状況把握(SSA)や軌道上サービス分野において、インド市場及び第三国市場に向けた協力のあり方を検討し、協力関係を構築するとしている。

■アンビスHD <7071>  514円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値  東証プライム 下落率トップ
 アンビスホールディングス<7071>がストップ安。同社が運営する末期がんや難病患者向け老人ホーム「医心館」のうち複数のホームで、併設の訪問看護ステーションが入居者への訪問について実際とは異なる記録を作り、不正に診療報酬を請求していたとみられることが分かったと、共同通信が23日に報じた。報道をネガティブ視した売りが優勢となったようだ。内部文書や複数の元社員の証言により判明したという。記事では、元社員は必要もないのに訪問して報酬を請求する行為も常態化していたと指摘している、などと伝えている。

■ゼンショHD <7550>  8,088円  -438 円 (-5.1%)  本日終値  東証プライム 下落率4位
 ゼンショーホールディングス<7550>が急落。同社は22日、すき家鳥取南吉方店で提供したみそ汁にネズミが混入していたとする報道についてコメントを開示し、事実関係を認めた。客足離れを警戒した売りが優勢となった。1月21日に当該店舗で、来店客から従業員に異物が混入しているとの指摘があったという。すき家はコメントのなかで謝罪をしたうえで、管理体制の一層の強化に努める姿勢を示している。

■日清オイリオグループ <2602>  4,955円  -35 円 (-0.7%)  本日終値
 日清オイリオグループ<2602>が続落。前週末21日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を210億円から190億円(前期比8.8%減)へ、純利益を145億円から130億円(同14.2%減)へ下方修正したことが嫌気された。チョコレート事業において、原材料価格高騰に伴う適正な販売価格の実現に向けた継続的な取り組みが奏功したほか、販売数量も維持できたことから、売上高は5350億円(同4.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、油脂セグメントで販売価格の改定に時間を要していることから利益は想定を下回るとしている。

■西松屋チェーン <7545>  2,018円  -12 円 (-0.6%)  本日終値
 西松屋チェーン<7545>が3日続落。前週末21日の取引終了後に発表した3月度(2月21日~3月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比1.1%減と2カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。気温の上昇に伴い春物衣料や夏物衣料の売り上げが伸長したほか、育児・服飾雑貨も好調に推移した。その一方、前年がうるう年で営業日数が1日少ない影響があり既存店売上高は前年割れとなった。なお、全店売上高は同2.2%増だった。

■ケイファーマ <4896>  933円  +150 円 (+19.2%) ストップ高   本日終値
 ケイファーマ<4896>が急騰。前週末21日の取引終了後、同社が進める亜急性期脊髄損傷を対象とした再生医療に関する臨床研究について、共同研究先の慶応大学医学部から新たな成果発表があったと開示。これを材料視した買いが入ったようだ。iPS細胞由来神経前駆細胞を用いた再生医療の臨床研究で、4症例への移植を実施し、一定の安全性が確認できたほか、有効性についても症状の改善がみられたという。ケイファーマは慶大と連携し、臨床に向けた大量培養方法や企業治験のための実施計画の検討などに取り組んでいる。グローバルに再生医療等製品の販売を実施するために、製薬会社などのパートナーとの提携交渉も進めていくとしている。

■バリオセキュア <4494>  750円  +100 円 (+15.4%) ストップ高   本日終値
 バリオセキュア<4494>は急伸。光通信<9435>のグループ会社が21日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、バリオ株の保有割合が5.34%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて思惑的な買いが入った。保有目的は「純投資」。報告義務発生日は3月13日。

■アールビバン <7523>  1,173円  +131 円 (+12.6%)  本日終値
 アールビバン<7523>が後場に入り急騰。午後0時30分ごろ、25年3月期の期末配当予想を30円から70円へ増額修正したことが好感された。24年12月に上場20周年を迎えたことから、記念配当40円を実施する。年間配当予想は100円(前期60円)となり、前期実績に対して40円の増配になる。

●ストップ高銘柄
 アウンコンサルティング <2459>  484円  +80 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値
 インタートレード <3747>  651円  +100 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 nms <2162>  527円  +80 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 シンカ <149A>  1,074円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 アンビスHD <7071>  514円  -100 円 (-16.3%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

日経平均