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【市況】<マ-ケット日報> 2025年1月14日

 連休明けの市場は日経平均が大幅に4日続落。終値は前週末比716円安の3万8474円で昨年11月29日(3万8208円)以来の安値となった。米ハイテク株安の流れを受けて序盤から売り優勢に。先週末の米雇用統計がかなり強い内容だったため米長期金利が上昇していることもこの日の売り要因となった。米政権が半導体輸出規制の強化方針を示したこともマイナス要因で、日経平均は13時過ぎに一時900円近い下げまで演じてしまった。4万円乗せは再び遠のいている。

 昨日の米国市場は自律反発狙いの買いが入りダウ平均は反発した。前週末にダウ平均は強い雇用統計の結果を受けて700ドル近くも下落。雇用コストインフレへの懸念から長期金利も上昇してしまった。この反動が週明けの相場に表れてダウ平均は下げ幅の半分程度を戻すリバウンド高へ。しかし、長期金利の上昇が続きハイテク株の多いナスダック指数は4日続落となってしまった。同指数は昨年11月以来の安値となっている。

 さて、東京市場は本日も下げてここ数日は弱さが目立つ展開に。米国株の上げほど上げず、逆に米国株が下げればそれ以上に下げる状況だ。国内に買い材料がないことが自立的な強さを失わせている。本日は25日線に続き75日線(3万8927円)、200日線(3万8696円)も割り込み中長期的なトレンドが崩れつつある。もとの3万8000~4万円のボックス圏に戻ってしまいそうな印象だ。(ストック・データバンク 編集部)

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