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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):川本産業、ククレブ、エルテス

川本産業 <日足> 「株探」多機能チャートより
■川本産業 <3604>  954円  +150 円 (+18.7%) ストップ高   本日終値
 川本産業<3604>が大幅続伸。中国でヒトメタニューモウイルス(hMPV)の感染が拡大しており、春節の休みが1月28日から始まるのを控えて日本でも感染が広がるのではないかという懸念から、マスク大手の同社が買われたようだ。また、hMPVの検査キットを手掛けるタウンズ<197A>、ミズホメディー<4595>なども堅調な動きとなっている。

■ククレブ <276A>  1,523円  +200 円 (+15.1%)  本日終値
 ククレブ・アドバイザーズ<276A>が急伸し、上場来高値を更新した。同社は11月28日に東証グロース市場に新規上場したニューフェース。AIを活用した企業不動産に関するソリューション提供などを展開する。1月8日、連結子会社における不動産テックサービスの強化施策などを発表し、好感されたようだ。子会社のククレブ・マーケティングが情報支援ツールのシステム改修を行い、提供対象データの拡充によるサービスラインアップの強化を図るほか、新たな収益源としてサブスクリプション販売を2月から開始する予定だと公表した。上場企業が開示する資料のうち、有価証券報告書やIR資料などを分析対象に加え、不動産会社以外にシンクタンクやコンサルティング会社などターゲットを広げて提供する。あわせてククレブは、企業不動産営業支援システムの非上場版機能に収録する企業データの拡張を行い、営業候補先となる分析対象企業数を約1万社から約2万1000社に拡大したと公表している。

■エルテス <3967>  777円  +100 円 (+14.8%) ストップ高   本日終値
 エルテス<3967>がストップ高。SNSでの炎上対策などリスク管理を行うネットセキュリティービジネスを手掛けるほか、地方自治体向けDX支援ビジネスにも展開し、25年2月期は営業利益段階で8割増益を見込むなど好調だ。好業績を背景に株主還元にも積極的な姿勢を示す。7日取引終了後、株主優待制度の新設を発表。毎年8月末と2月末時点で800株以上を6カ月以上保有する株主を対象に、QUOカード1万円分を年2回贈呈するというもので、今年8月末から適用開始となる。なお、25年2月末は創業20周年記念株主優待として、800株以上を保有する株主にQUOカード2万円分を贈呈するが、これについては昨年11月に発表済みだ。

■GFA <8783>  637円  +70 円 (+12.4%)  本日終値
 GFA<8783>が3連騰。7日の取引終了後、暗号資産関連事業として、ミームコインを中心とした暗号資産の取引所への上場支援事業を開始すると発表しており、好材料視された。子会社GFA Capital社が、暗号資産の暗号資産取引所への上場について上場準備から上場後の運用までワンストップで支援を行うという。また、発行体が希望する場合は、上場に関わる費用についてGFA Capital社が負担をし、報酬は上場予定の暗号資産で受け取るという。既に「NYANMARU Coin($NYAN)」についてはその支援を決定し、暗号資産取引所と交渉を開始しているとしており、上場日など具体的な内容が決定次第発表するという。

■デジタルプラス <3691>  799円  +66 円 (+9.0%)  本日終値
 デジタルプラス<3691>が急反発し昨年来高値を更新。7日の取引終了後、子会社デジタルフィンテックが運営する「デジタルギフト」「デジタルウォレット」「即払い」「ファクタリング」の流通総額が、25年9月期第1四半期において四半期累計23億5000万円を突破し、過去最高を更新したと発表したことが好感された。同社は27年9月期流通総額1000億円の目標に向けて、資金移動業の取得やデジタル給与払いの取得に向けた動きなど、サービスとしての品質向上やカスタマーサクセスによるクライアント満足度の向上、営業活動の強化を推進しており、その結果、流通総額は19四半期連続で成長し四半期累計を実現した。

■ジャストプランニング <4287>  385円  +26 円 (+7.2%)  本日終値
 ジャストプランニング<4287>が4連騰し、9月2日につけた昨年来高値399円にツラ合わせ。7日の取引終了後、上限を60万株(発行済み株数の4.93%)、または2億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は1月8日から7月31日までで、資本効率の向上と株主への利益還元及び将来の機動的な資本政策を可能とすることが目的という。同時に1月15日付で自社株28万3700株を消却すると発表した。なお、消却後の発行済み株数は1216万8492株となる。

■ジェイフロンティア <2934>  1,372円  +89 円 (+6.9%)  本日終値
 ジェイフロンティア<2934>が5日続伸。この日、オンライン診療・服薬指導・処方薬配送サービス「SOKUYAKU(ソクヤク)」の提携薬局数が1万7000店を突破したと発表しており、好材料視された。「SOKUYAKU」は、オンライン診療からオンライン服薬指導、処方薬の配送まで一気通貫で行うことができるサービス。21年2月に提供を開始して以降、約4年で提携薬局数が1万7000店を突破した。

■ワイエイシイ <6298>  1,023円  +62 円 (+6.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率7位
 ワイエイシイホールディングス<6298>が全般軟調地合いのなか強さを発揮、マドを開けて買われ、昨年11月25日以来となる4ケタ大台を回復した。半導体製造装置や液晶製造装置などメカトロニクス分野を主戦場としており、有力子会社を数多く抱えていることが強みで、パワー半導体製造装置分野では独自のレーザービーム技術などを駆使して実績を積み上げている。半導体製造装置の主力銘柄が軒並み買い戻される流れとなったことを受け、相対的に出遅れる同社株にも物色の矛先が向いた。株式需給面では外資系証券経由の貸株市場で調達した空売りの買い戻しが株価に浮揚力を与えている。

■ドリコム <3793>  845円  +44 円 (+5.5%)  本日終値
 ドリコム<3793>が急反発。7日の取引終了後、新作ゲームのティザーサイトを公開したと発表しており、好材料視された。情報解禁は1月15日を予定している。ティザーサイトでは、枯れた大木の傍らに謎のキャラクターが佇む画像とともに「世界各地に飛び出した生き物を探そう」のメッセージを掲載。一方、公式Xでは「押すな、恐ろしい生物が逃げ出す」というメッセージと意味深なボタンが投稿されている。

■サイバーセキ <4493>  2,075円  +65 円 (+3.2%)  本日終値
 サイバーセキュリティクラウド<4493>が反発。この日午後、パブリッククラウド環境フルマネージドセキュリティーサービス「CloudFastener(クラウドファスナー)」が、アインホールディングス<9627>に採用されたと発表しており、好材料視された。アインHDは、「アイン薬局公式アプリ いつでもアイン薬局」をはじめとするさまざまなアプリケーションの提供や、事業運営に関わるITインフラをクラウド上で構築・運用しており、運用するシステムが増加するなかで、セキュリティーに対する一層の強化が必要と感じていたという。これに対応するため、クラウドセキュリティー対策を包括的にプロのセキュリティーパートナーにアウトソースでき、かつ各社のニーズに合わせたカスタマイズが可能であることから、「CloudFastener」が採用されたという。

●ストップ高銘柄
 テクニスコ <2962>  413円  +80 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値
 Sapeet <269A>  3,860円  +700 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値
 INCLUSIVE <7078>  628円  +100 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値
 リグア <7090>  1,070円  +150 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 など、7銘柄

●ストップ安銘柄
 visumo <303A>  2,340円  -700 円 (-23.0%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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