【市況】東京株式(前引け)=反落、米株安に追随も半導体株の強さ目立つ
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、リスク回避の売り圧力が強まり日経平均は下値を探る展開となった。前日の米国株市場では、堅調な経済指標を受けた米金利上昇を警戒してハイテク株中心に売りがかさみ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに下落した。エヌビディア<NVDA>が朝高後に値を崩し大幅安となるなど半導体セクターへの売りが目立ち、東京市場でもこれを嫌気する地合いとなった。ただ、半導体製造装置の主力銘柄は押し目買いニーズも強く、朝安後に軒並みプラス圏に切り返す頑強な値動きをみせており、全体指数も前引けにかけ下げ渋っている。
個別ではIHI<7013>が大幅安で3日続落、川崎重工業<7012>も軟調。東京海上ホールディングス<8766>が売られ、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。インターメスティック<262A>が急落、アダストリア<2685>も大きく水準を切り下げている。半面、売買代金トップとなったディスコ<6146>が大幅続伸、売買代金上位の東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>も高い。キオクシアホールディングス<285A>の上げ足が目立っている。トヨタ自動車<7203>はしっかり、日本郵船<9101>も買いが優勢。ワイエイシイホールディングス<6298>も値を飛ばした。
出所:MINKABU PRESS