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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):アスタリスク、東海染、FFRI

アスタリスク <日足> 「株探」多機能チャートより
■アスタリスク <6522>  570円  +80 円 (+16.3%) ストップ高   本日終値
 アスタリスク<6522>がストップ高。24年12月27日の取引終了後に独自の二次元コード「AsCode」を開発したと発表したことが引き続き手掛かり材料視された。スマートフォンのカメラを使用し、適切な情報量を保持しながら、画像認識によって大量のコードのスムーズに、高速かつ一括読み取りを可能にしたのが特徴で流通、小売、物流、エンターテインメントなど幅広い産業分野での活用が期待できるとしている。

■東海染工 <3577>  807円  +104 円 (+14.8%) 一時ストップ高   本日終値
 東海染工<3577>が後場急伸。午後1時ごろ、株主優待制度を一部変更すると発表したことが好感された。現行制度では100株以上を保有する株主を対象に一律でQUOカード1000円分を贈呈していたが、25年3月末時点の株主からは1年以上継続して保有する株主を対象に、保有株数に応じて100株以上500株未満でQUOカード1000円分、500株以上でQUOカード1万円分を贈呈する。なお、25年3月末時点の株主には保有期間に関わらず100株以上保有する株主を対象とする。

■FFRIセキュリティ <3692>  2,219円  +219 円 (+11.0%)  本日終値
 FFRIセキュリティ<3692>が昨年末に続き大幅続伸と上値追いを鮮明としている。国内外でサイバー攻撃に対する警戒が強まるなか、昨年末にはみずほフィナンシャルグループ<8411>傘下のみずほ銀行でもインターネットバンキングにアクセスしづらくなる障害が起きたことが報じられている。それ以前に、既に三菱UFJ銀行やりそな銀行でもサイバー攻撃を受けた経緯があり、マーケットではネット上のセキュリティーに関する注目度合いが一段と高まっている。そうしたなか、サイバーセキュリティー専業の研究開発型企業で、標的型攻撃に特化した自社開発の純国産ソフトで優位性を発揮するFFRIは、サイバー防衛関連の中心的な銘柄として投資マネーを引き寄せている。

■共同ピーアール <2436>  860円  +78 円 (+10.0%)  本日終値
 共同ピーアール<2436>が昨年の大納会に続き、連続でマドを開けての急騰を演じている。株価は昨年3月29日につけた昨年来高値853円を払拭した。米国ではトランプ新政権が今月20日から発足する。米国ではトランプ関連に位置付けられる銘柄への買いが活発だが、東京市場ではこのテーマで中小型株には投資資金が誘導されていなかった。そのなか、同社はトランプ次期米大統領との関係が密接な米大手ロビー会社のバラード・パートナーズと戦略的パートナーシップを締結しており、今年から米国での日本企業のビジネス展開に一役買う可能性が高まっていることで、トランプ関連として一気に頭角を現した。また、本業ではPR事業のほか、AI・ビッグデータソリューション分野でも顧客開拓が進んでおり、業績面では年率平均数十%レベルに達する高水準の利益成長トレンドに乗っている。

■フロンティM <7038>  786円  +70 円 (+9.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 フロンティア・マネジメント<7038>が急騰。同社は前営業日となる12月30日の取引終了後、プラモデルなどのインターネット販売を手掛けるホビーリンク・ジャパン(栃木県佐野市)の全株式を所有するイーグルインベスコ(東京都中央区)を子会社化すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。ホビーリンク・ジャパンは模型やプラモデル、フィギュアなどホビー用品を北米など海外顧客に対しても販売し、業界内では最古参のプレーヤーとして安定した顧客基盤を持つという。フロンティMはコンサルティング活動などを通じ、ホビーリンク・ジャパンの成長戦略の実行を支援する。株式の取得予定価額は23億円。1月以降の譲渡の実行を予定する。

■モダリス <4883>  109円  +7 円 (+6.9%)  本日終値
 モダリス<4883>が後場プラスに急上昇。この日は、寄り前に子会社において取引先を装った悪意ある第三者からの虚偽の支払い指示に応じて資金を流出させる詐欺被害が発生したと発表したことを受けて、軟調な動きとなっていたものの、正午ごろにJCRファーマ<4552>と新規遺伝子治療の開発に向けた次フェーズの共同研究契約を締結したと発表したことを好感した買いが入った。両社は特定の中枢神経系(CNS)疾患を対象にした新規遺伝子治療の適用について、23年12月から共同研究を開始していたが、今回その共同研究の結果、初期の技術コンセプトの検証を完了したため、両社間の取り組みを強化し次のステージに進むことを決定したという。なお、同件による今期業績への影響は両社ともに軽微としている。

■まんだらけ <2652>  417円  +26 円 (+6.7%)  本日終値
 まんだらけ<2652>は3日続伸。前営業日の昨年12月30日取引終了後、25年9月期の月次売上高を発表。11月の既存店売上高は前年同月比2.2%増と、前月(1.7%増)に続きプラス基調を維持した。渋谷店をはじめ多くの店舗で前年を上回った。全店ベースでは同3.7%増だった。新規開店が寄与した。この発表が好感された。

■アイサンテクノロジー <4667>  1,680円  +93 円 (+5.9%)  本日終値
 アイサンテクノロジー<4667>は反発。午前10時ごろ、点群データを使って図面・図形作成を1つのアプリで完結する新システムの最新バージョン「ANIST Version1.1.0」の発売を決定したと発表した。発売予定日は3月中旬。これを材料視する向きもあるようだ。

■ソレイジア・ファーマ <4597>  38円  +2 円 (+5.6%)  本日終値
 ソレイジア・ファーマ<4597>が反発。この日の寄り前、集計中の24年12月期の連結業績について、売上高が従来予想の1億6000万円から3億円(前の期比51.4%減)へ、営業損益が11億5000万円の赤字から10億5000万円の赤字(前の期11億3900万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、好材料視された。同時にエピシル口腔用液の中国販売パートナーをチャンチュン・ジーンサイエンス・ファーマシューティカル社に変更することを発表しており、それに伴い契約一時金及び販売ロイヤルティーを受け取り、その一部を計上したことが要因としている。

■フライングガーデン <3317>  2,688円  +88 円 (+3.4%)  本日終値
 フライングガーデン<3317>が3日続伸。午前10時ごろに発表した12月度の月次業績で、既存店売上高が前年同月比6.4%増と8カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。なお、全店売上高は同9.2%増だった。

●ストップ高銘柄
 24セブン <7074>  404円  +80 円 (+24.7%) ストップ高   本日終値
 野村マイクロ <6254>  2,811円  +500 円 (+21.6%) ストップ高   本日終値
 日本ラッド <4736>  860円  +150 円 (+21.1%) ストップ高   本日終値
 Will Smart <175A>  905円  +150 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値
 GFA <8783>  520円  +80 円 (+18.2%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 ブランドT <7067>  1,238円  -400 円 (-24.4%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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