日産化 <日足> 「株探」多機能チャートより
日産化学<
4021>に注目したい。同社は昨年11月に25年3月期の連結営業利益を500億円から530億円(前期比10.0%増)に増額修正した。半導体材料などを含む機能性材料や農業化学品セグメントなどが好調だ。特に半導体材料では、人工知能(AI)絡みでの需要増が追い風に働いている。下期の想定為替レートは1ドル=145円に設定しており、同利益は540億円近辺への再増額修正期待が膨らんでいる。
同社は株主に対する積極的な利益還元方針を掲げており、足もとの株価は配当利回り3.3%前後の水準と魅力的だ。株価は調整局面にあるが、再評価余地は大きく5000円台回復からの本格反発が見込める。(地和)
出所:
MINKABU PRESS