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【注目】米大手銀が選ぶ第1四半期の注目3銘柄!=米国株

 本日から新年の取引が始まったが、米株式市場は昨年末の流れを引き継いで上値の重い展開が続き、2025年は冴えないスタートとなっている。

 そような中、米大手銀のアナリストは第1四半期に注目すべき3銘柄を挙げた。シェブロン<CVX>、ペイパル<PYPL>、そしてトレードデスク<TTD>。

 ウォール街はエネルギーおよびAI関連銘柄への賭けを継続し、インフレ進展と経済成長に対して楽観的な見方を維持している。これは依然として投資先として株式を選ぶ地合いであるという。

◆シェブロン
 同社に対しての強気姿勢を維持しており、株価は24%の上昇余地があると予測している。12月には買い推奨の米企業リストに同社を追加した。同社株は過去1年間でやや下落したが、精製製品の販売利益低下と530億ドルに上るヘス<HES>の買収計画に対する不透明感により苦戦を強いられた。

◆ペイパル
 同社はすでに成長戦略で大きな進展を遂げており、今後は潤沢なフリーキャッシュフロー(FCF)創出と自社株買いが予想されると指摘。また、2月25日に予定されている投資家向け説明会も同社株にとってポジティブな材料となり得るとし、現在の目標株価は昨年末の終値から約21%の上昇余地があるとした。

 同社はCEO交代から1年余りだが、業績は回復を鮮明にしており、より高い評価に値すると述べている。基礎となる取引からの利益の伸びは今後25%加速する可能性があり、最近のホリデーシーズンの電子商取引支出に関するデータは有望だとしている。また、総支払件数(TPV)の伸びが小幅に改善する可能性を株価は織り込んでいないとも述べた。

◆トレードデスク
 同社株は過去1年間で66%上昇しているが、昨年末終値からさらに32%近く上昇する余地があるとしている。特に、デジタル広告市場における競争上のポジショニングという点で、同社の長期的な基本シナリオに依然強気だという。企業の広告が従来のメディアからオンラインチャネルへとシフトする中、同社は恩恵を受ける可能性が高いとも付け加えた。

(NY時間14:58)(日本時間04:58)
シェブロン<CVX> 146.61(+1.77 +1.22%)
ペイパル<PYPL> 85.88(+0.53 +0.62%)
ザ・トレードデスク<TTD> 117.65(+0.12 +0.10%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美


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