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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):綿半HD、椿本チ、名糖産

綿半HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■サムティR <3459>  94,000円  +2,400 円 (+2.6%)  本日終値
 サムティ・レジデンシャル投資法人<3459>は4日続伸。26日取引終了後、資産の譲渡に伴い、25年1月期(6カ月決算)の運用状況の予想を上方修正すると発表。純利益を21億2200万円から26億2200万円へ引き上げた。分配金(利益超過分を含む)も2749円から3109円に増額した。これが好感された。

■綿半ホールディングス <3199>  1,613円  +30 円 (+1.9%)  本日終値
 綿半ホールディングス<3199>が後場上げ幅を拡大。正午ごろ、1月9日夜のテレビ東京系列の情報番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」で同社の特集が放送されることが決定したと発表しており、好材料視された。

■椿本チエイン <6371>  1,956円  +26 円 (+1.4%)  本日終値
 椿本チエイン<6371>が続伸。26日の取引終了後、自社株503万900株(発行済み株数の4.5%)を25年3月31日付で消却すると発表しており、手掛かり材料視された。

■名糖産業 <2207>  1,977円  +22 円 (+1.1%)  本日終値
 名糖産業<2207>はしっかり。26日取引終了後、新工場の建設を発表した。デキストラン硫酸ナトリウムの需要拡大に伴い、増産体制の構築と継続的な安定生産を実現するため。同社の枇杷島工場の敷地内(旧食品工場跡地)に建設する。総投資額は33億9300万円。

■中電工 <1941>  3,330円  +30 円 (+0.9%)  本日終値
 中電工<1941>はしっかり。26日取引終了後、50万株(自己株式を除く発行済み株数の0.92%)を上限に27日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で自社株を取得すると発表した。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、中電工は27日に買い付けを実施し、42万8700株を取得した。

■日産自動車 <7201>  509.2円  -43.2 円 (-7.8%)  本日終値  東証プライム 下落率トップ
 日産自動車<7201>が急反落した。日本経済新聞電子版が27日、ホンダ<7267>と日産自動車<7201>による経営統合の協議に関し、「焦点となるのが統合比率だ」としたうえで、「日本経済新聞の試算によると、ホンダと日産の比率はおよそ5対1が協議の出発点になりそうだ」と報じた。時価総額比率は日産自を1とした場合、ホンダは12月20日を基準とした直近1カ月間の平均株価で4.9、直近3カ月間では5.1と試算されるなどと指摘している。足もとの両社の株価水準を踏まえると、日産自の株価は割高な水準にあるとの見方が市場で広がり、売りが促されたようだ。

■DIC <4631>  3,378円  -163 円 (-4.6%)  本日終値  東証プライム 下落率7位
 DIC<4631>やセプテーニ・ホールディングス<4293>、大倉工業<4221>といった12月期決算銘柄に安いものが目立つ。きょう27日は12月期末の配当と株主優待の権利落ち日にあたることから、処分売りの動きが優勢となったようだ。日本パワーファスニング<5950>、デジタルホールディングス<2389>、リリカラ<9827>、小野測器<6858>なども下落している。

■宝&CO <7921>  2,849円  -75 円 (-2.6%)  本日終値
 TAKARA & COMPANY<7921>が反落している。午後3時ごろに発表した11月中間期連結決算が、売上高148億7600万円(前年同期比0.8%減)、営業利益21億円(同16.1%減)、純利益14億6000万円(同13.1%減)と減収減益となったことが嫌気された。ディスクロージャー関連事業で目論見書の売り上げが増加したほか、IR関連の統合報告書の売り上げが伸長したものの、通訳・翻訳事業で大型案件が減少したことが響いた。また、製造コストや機械翻訳に関する費用の上昇、人件費をはじめとする販管費の増加なども利益を圧迫した。なお、25年5月期通期業績予想は、売上高300億円(前期比2.5%増)、営業利益43億円(同1.6%増)、純利益29億円(同3.8%減)の従来見通しを据え置いている。

■クスリアオキ <3549>  3,215円  -36 円 (-1.1%)  本日終値
 クスリのアオキホールディングス<3549>が軟調推移。同社は26日の取引終了後、25年5月期第2四半期累計(5月21日~11月20日)の連結決算を発表。売上高は前年同期比12.6%増の2428億2600万円、営業利益は同85.5%増の126億5100万円、最終利益は同2.5倍の86億2200万円となった。大幅増益で着地したものの、有償ストックオプションの行使に伴う株式報酬費用を除いたベースで営業利益は同1.6%増の130億4400万円で、営業増益率は第1四半期と比較して鈍化したほか、最終利益は同4.5%減の90億1500万円となった。株式市場では利益水準に対する物足りなさが意識され、売りに押される形となったようだ。同社は8月以降、食品スーパーを展開する木村屋やママイを吸収合併し、ムーミー(香川県高松市)のスーパーマーケット7店舗を取得した。中間期の売上総利益率は前年同期比で低下している。


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