【材料】<動意株・27日>(前引け)=ディーエヌエ、ピアラ、科研薬
ディーエヌエ <日足> 「株探」多機能チャートより
ピアラ<7044>=急動意。26日の取引終了後、ジーニー<6562>と資本・業務提携すると発表したことが好感されている。ジーニーを割当先として、払込期日を25年2月3日とする12万9300株の第三者割当増資を実施する。両社は既にジーニーが提供するチャットプロダクトなどの拡販において提携を行っているが、生成AI開発をはじめとするジーニーグループの技術力を生かしてピアラのマーケティング業務のDXを推進することで、両社の企業価値の発展に寄与できると判断した。また、ジーニーのグループ会社であるJAPAN AIの持つ最先端のAI技術を用いることで、これまで以上に費用対効果の高いソリューションの提供が可能となるとしている。なお、同件によりジーニーのピアラ株式所有割合は3.39%になる。
科研製薬<4521>=大幅高で年初来高値更新。関節機能改善剤や爪白癬治療薬など皮膚・整形外科領域で強みを持つ旧リケングループの名門だが、グローバル展開に傾注し足もとの業績も絶好調に推移している。26日取引終了後に、米ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>とアトピー性皮膚炎などに対する新薬候補として開発中のSTAT6阻害剤に関するライセンス契約を締結したことを発表。今期中に契約一時金3000万ドルを受領するほか、今後の開発の進捗および売上高目標の達成に応じて最大で12億1750万ドルのマイルストーン収入、ロイヤリティを受け取る可能性がある(受け取る権利を有する)ことを開示した。これが足もとの株価を強く刺激する格好となった。
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出所:MINKABU PRESS