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【材料】トール・ブラザーズが決算受け下落 第1四半期のガイダンスを嫌気=米国株個別

(NY時間09:55)(日本時間23:55)
トール・ブラザーズ<TOL> 147.37(-9.11 -5.82%)

 高級住宅建設のトール・ブラザーズ<TOL>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスも公表し、第1四半期の引き渡し戸数や住宅粗利益率が予想を下回ったことが嫌気されている模様。

 アナリストからはガイダンスは慎重との指摘が出ている。「第1四半期の見通しはコンセンサスを大幅に下回る。予想を下回った第1四半期の見通しと、想定される第2四半期から第4四半期の利益を考慮すると、ガイダンスはすでに下半期に偏っているように見える。住宅市場全体の課題と、同社特定のミックスシフト(高い土地と低価格の住宅へのシフト)を考慮すると、懐疑的な見方が強まるだろう」と語った。

(8-10月・第4四半期)
・1株利益:4.63ドル(予想:4.33ドル)
・売上高:33.3億ドル 10%増(予想:31.7億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):27.9%(予想:27.2%)
・新規契約数:2658戸(予想:2456戸)
・受注残:64.7億ドル(予想:62億ドル)

(11-1月・第1四半期見通し)
・引き渡し戸数:1900~2100戸(予想:2153戸)
・住宅粗利益率(調整後):26.3%(予想:27.3%)

(25年度通期見通し)
・引き渡し戸数:1万1200~1万1600戸(予想:1万1414戸)
・住宅粗利益率(調整後):27.3%(予想:27.4%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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