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【市況】日経平均は214円高でスタート、資生堂やダイキンなどが上昇/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 39375.49 (+214.99)
TOPIX  : 2753.84 (+19.28)

[寄り付き概況]

 10日の日経平均は214.99円高の39375.49円と続伸して取引を開始した。前日9日の米国株式市場は下落。ダウ平均は240.59ドル安の44401.93ドル、ナスダックは123.08ポイント安の19736.69で取引を終了した。過去最高値付近でのもみ合いで、寄り付き後、まちまち。ダウは連邦準備制度理事会(FRB)の追加利下げや中国の景気支援計画への期待に一時買われたが、シリアのアサド政権崩壊などを受けた地政学的リスクを警戒した売りに押され、下落に転じた。ナスダックも利益確定売りに加え、半導体のエヌビディア(NVDA)の下落が重しとなり指数を押し下げ。相場は終盤にかけて下げ幅を拡大した。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。外為市場で1ドル=151円30銭台と、昨日15時30分頃と比べ1円30銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場で輸出株などの株価の支えとなった。また、日経平均はここ2日間、39000円近辺で押し目買いが入る展開となっていることから、相場の下値は堅いとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でもダウ平均はここ3日間、ほぼ終日軟調な地合いとなっており、米市場は目先調整場面に入りつつあるとの見方もあった。また、昨日の海外市場で米長期金利が上昇したことも東京市場の株価を抑える要因となったが、寄付き段階では買いが優勢だった。

 セクター別では、鉄鋼、石油石炭製品、卸売業、輸送用機器、海運業などが値上がり率上位、サービス業、その他製品、小売業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、資生堂<4911>、ダイキン<6367>、パナHD<6752>、ファナック<6954>、住友商<8053>、三井物<8031>、ソニーG<6758>、丸紅<8002>、SMC<6273>、コマツ<6301>、日本製鉄<5401>、IHI<7013>、大日印<7912>、ルネサス<6723>などが上昇。他方、フジクラ<5803>、三菱重<7011>、楽天グループ<4755>、日立<6501>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、アドバンテスト<6857>などが下落している。

《CS》

 提供:フィスコ

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