【材料】<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「買い予想数上昇」5位にインスペック
インスペック <日足> 「株探」多機能チャートより
この日午前10時ごろに第2四半期累計(5~10月)単独決算を発表した。売上高10億500万円(前年同期比6.4倍)、営業利益100万円(前年同期3億4000万円の赤字)と黒字転換した。前期下期から今期上期にかけて獲得した受注案件を堅調にこなし、計画通り顧客に納入・検収されたことが業績を押し上げた。
25年4月期通期業績予想については、売上高23億5000万円(前期比40.9%増)、営業利益1億円(前期2億3300万円の赤字)の従来見通しを据え置いた。上期は主力のロールtoロール型検査装置や高性能フラットベッド型検査装置の受注をそれぞれ国内外の顧客から獲得し、受注額は11億1700万円(前年同期比39.9%増)となる一方、中間期末における受注残高は受注案件を売り上げ計上したことにより7億5600万円(同59.1%減)となった。会社側では、中間期末における受注残高に加え、それ以降に受注し期中に売り上げ計上予定となる案件が順調に積み上がっていることから、通期の計画は達成できる見込みとしている。
同社は4日の取引終了後に中間期決算の発表を当初予定の13日から6日に前倒しすると発表。これを受けて決算内容に対する期待感から5日の株価はストップ高に買われていた。この日は決算発表で材料出尽くしとみた売りが出たものの、その後再び上昇に転じており、こうした基調の強さが買い予想数の上昇につながっているようだ。
出所:MINKABU PRESS