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【市況】アジア株 上海株大幅高、経済会議控え政策期待の買い 見せかけの上昇との声も 韓国は第2次戒厳令警戒

アジア株 上海株大幅高、経済会議控え政策期待の買い 見せかけの上昇との声も 韓国は第2次戒厳令警戒

東京時間14:01現在
香港ハンセン指数   19811.42(+250.98 +1.28%)
中国上海総合指数  3410.36(+41.50 +1.23%)
台湾加権指数     23179.18(-88.76 -0.38%)
韓国総合株価指数  2425.52(-16.33 -0.67%)
豪ASX200指数    8419.10(-55.82 -0.66%)
インドSENSEX30種  81572.13(-193.73 -0.24%)

アジア株は高安まちまち。

上海株と香港株は大幅上昇、来週の2大経済会議を控え景気支援策期待の買いが広がっている。また、米政府が中国の一部半導体企業を規制から除外したとの報道も材料視されている。政治不安で韓国株は下落、一時1.8%近く急落し2400ポイント台を割り込む場面もあった。インフレ抑制の最後の一歩が困難だとしてインド中銀は金利を据え置いた。

中国で11日に中央経済工作会議が開催される。来年の経済成長目標を議論する見通しで、今年の成長目標「5%前後」と同水準に据え置くかが注目される。また、来週初めには中央政治局会議も開催される見通しとなっており、来週は2つの重要会議があることから年末にかけ「大規模」な景気支援策を打ち出すのではないかとの期待が広がっている。

韓国の大統領が戒厳令を再度発令する可能性があるとの情報を入手した野党が議員全員に待機を命じた、との報道を受け韓国政治不安が再燃している。韓国合同参謀本部は2回目の戒厳令はない、心配する必要ない。と発言したことを受け過度な懸念は後退しているものの、警戒感は残ったままだ。

香港株は3週間ぶり高値。医療品や自動車、不動産、ハイテク、消費者サービス関連など幅広い銘柄が上昇している。決算内容が嫌気され大幅下落した美団も2.5%高と反発している。上海株は3週間ぶり高値、ほぼ全業種が上昇している。ただ上海株の上昇は「見せかけ」との指摘も。中国政府系ファンドが好む中国ETFが大幅上昇しているためだ。

出所:MINKABU PRESS

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