【経済】【クラファン】「導電性ポリマー」のワンストップ生産に世界が注目! クレバ、11月28日募集開始
「導電性ポリマー」の開発・製造などを行うクレバ株式会社(東京都大田区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは11月28日19時30分開始を予定しています。
※「みなし時価総額」はミンカブ編集部が「発行済み株式数×募集株式の払込金額」により試算
「電気を通すプラスチック」
(出典:FUNDINNO)
クレバの金井文彦代表は代表取締役を務めた理化学機器商社では、半導体関連企業の開拓や新素材開発をけん引。クレバでは、商社目線のアライアンス戦略や"技術屋で終わらない"ビジネス開発を強みに事業を推進しています。
(出典:FUNDINNO)
同社は導電性ポリマーの開発・製造・販売を行っています。導電性ポリマーは「電気を通すプラスチック」とも言われ、身近な電子機器に欠かせないコンデンサのほか、タッチパネル、有機EL、太陽電池など多くの用途で使用されるものです。
中でも、水を主な溶剤とした導電性ポリマー「PEDOT/PSS(ピードット・ピーエスエス)」の開発を得意としています。同製品は、さまざまな電子部品の導電性を安定させ、耐久性向上による長寿命化、軽量化によるコスト削減、環境配慮など多くのメリットがあるそうです。
ディープテックなど技術革新への応用が期待されるものの、世界的に供給元が少なく、用途開発が思うように進んでいないといい、「弊社は、同製品の原液製造から実用化に必要なコーティング、供給までワンストップ体制を確立したことで、多様な用途に応えるカスタマイズや低コスト・短期間での導入を推進するなど独自の強みを有します」(同社)。
スマートデバイスや電気自動車(EV)、AIなどの次世代技術の進化に伴い、特にコンデンサ分野からの引き合いが強いといい、製品供給を開始している韓国電子機器メーカー、国内コンデンサメーカーなどへの採用を見込んでおり、来期売上高は今期比約4.5倍となる計画です。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
拡販本格化に向けた体制強化
【解決方法】
設備投資による生産力向上
カスタマイズを強みに顧客ニーズに対応
開発・営業人員を拡充
高まる「ハイブリッドコンデンサ」への注目
(出典:FUNDINNO)
スマートフォン、PC、IoT家電、EV、AIなどの先端技術には電気を蓄積・制御するコンデンサが不可欠ですが、「発熱による短寿命」「小型・軽量化が困難」「コストが高すぎる」など厳しい要件があるといいます。「例えば、電解液を浸透したアルミ電解コンデンサでは、蒸発による経年劣化を軽減すべく、耐久性向上が求められます」(同社)。
電解液と導電性高分子を併用することで耐久性等を強化したハイブリッドコンデンサが注目されているといい、「PEDOT/PSS」はこれに応える製品で、業界スタンダードとすることで、技術革新を一気に前進させられると同社は考えています。
(出典:FUNDINNO)
「PEDOT/PSS」は、ノーベル化学賞受賞者・白川英樹氏の導電性ポリマー研究の延長にあるもので、さまざまな材料に印刷、塗布することで安定した導電性を付与。耐久・耐熱性、低毒性、吸湿性、生体適合性などの特徴があるため高度な応用が期待できるそうです。
実用化に向けては、大きく「原液製造」と導電性を付与する「コーティング」の2工程を踏むといいます。
原液単独では使用できないため、界面活性剤(平面状の広がり度合いを調整)やバインダー樹脂(異なる物質を結合させるための材料)などを配合して、粘度や均一性、密着性を細かく調整。「各工程で高度なノウハウが求められるため、従来は専門企業が分業していましたが、弊社はワンストップ体制を確立しました」(同社)。
これにより、顧客企業の用途に合わせたカスタマイズや製造ロットなど柔軟かつ迅速な対応が可能となり、コンデンサ関連企業を中心に引き合いが増えているそうです。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル
(出典:FUNDINNO)
導電性ポリマー市場は、スマートフォンや自動車などのほか、ロボットや先進医療機器、EV、5G/6G通信基地局、航空宇宙などへの応用が期待されており、今後急成長する見込みだといいます。
生成AI需要の拡大により、大規模データセンターへの投資が加速する中、耐熱性を持った導電性ポリマーをサーバー内のコンデンサに使用するケースも増加。「さらなるAI需要の拡大が想定され、弊社にとって追い風になると考えています」(同社)。
コンデンサのほか、有機ELやタッチパネル、次世代太陽電池など、導電性ポリマーを用いた部品が必要となる場面は増えていく見込みで、「将来的には2兆円規模も狙える有望な市場だと考えています」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
同社は、導電性ポリマー「PEDOT/PSS」の原液製造からコーティング(導電性を付与)までワンストップで行い、用途別にカスタマイズして顧客企業への導入を推進しています。
多様な用途を見込んでおり、まずは、市場の追い風、引き合いともに強いコンデンサ領域に注力。中でも、電解液と導電性ポリマーを併用することで長寿命化や高効率化が期待される、ハイブリッドコンデンサに応用する予定です。
次に商業化を見込んでいるのは次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」です。
現在、最も普及している太陽電池はシリコン系大型パネルを要するため、重量や設置場所の制限がネックでしたが、ペロブスカイト太陽電池は「折り曲げ可能で薄くて軽い」などの特性があり、低コスト化や導入範囲の拡大に期待が集中。
「経済産業省も、2040年度に累計20ギガワット程度導入する目標を掲げ、再エネ導入拡大の切り札として普及を支援する方針です」(同社)
将来的には医療・ヘルスケア分野への応用も見込んでおり、軽さや屈曲・延伸性を生かした人工筋肉や、導電性を持たせた繊維によるウェアラブル開発などを想定。「実際にアルツハイマー型認知症の診断に可能性を示す研究成果もあり、金井の悲願でもあります」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
現在はコンデンサ領域に注力しているため、モバイル機器や自動車メーカーを顧客に持つ電子部品・電子機器メーカーが主要ターゲットですが、太陽電池や生体分野への展開など用途に応じて、多様なアライアンスを検討するとしています。
基本的なビジネスモデルは、顧客製品の開発を支援する立場から共同開発を推進し、「PEDOT/PSS」の採用・供給を収益源としており、製造は東京・大田区の自社工場で約1トン/月の生産が可能です。
「汎用性が高い導電性ポリマーは、帯電防止性能を求める住宅や精密機器工場の床材、省エネ性能を求める空調機メーカーからも引き合いがあり、各種最適なパートナーと共同開発を進めているところです」(同社)
今後の成長に向けて
(1)ExitはIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
金井代表のネットワークや化学系専門商社を代理店に顧客開拓を進めており、これまでに約50社から引き合いを獲得。既存顧客である、韓国コンデンサ関連企業からの追加注文のほか、国内コンデンサ企業とも、供給に向けたサンプル評価の最終工程を実施しています。
国内大手総合化学メーカーと、量産化に向けた共同研究開発を行っており、大ロット対応に耐え得る生産体制の構築も同時並行で進めているそうです。
今後、以下の製品の市場投入を本格化する計画です。
【難聴者向け360度スピーカー】
「PEDOT/PSS」を塗布したフィルムを振動させて音を出す360度スピーカーを東京大学と共同研究中です。繊細な音の違いが明確に分かるほか、このフィルムスピーカーが出す音域は難聴者でも聞こえやすいという実例があり、国内約1430万人の難聴者向け製品を展開していきたいといいます。
【eスポーツプレイヤー向け導電性ヘッドフォン】
ポリマーフィルムを使用したヘッドフォンの試作品を、eスポーツプレイヤーに試してもらった結果、「敵の足音が360度どこからも鮮明に聞こえる」「音に臨場感がある」「通常のヘッドフォンよりも軽いので疲れない」などと好評だそうです。
【低コスト、低環境負荷の除湿システム】
温度・湿度調整を同時に行う従来の除湿システムに対してエネルギー消費を抑えたのが「デシカント空調機」です。「PEDOT/PSS」を利用することで小型化・低コスト化を見込んでおり、東北大学と共同研究を進めています。
(3)中長期計画
導電性ポリマーが価値を発揮できる新たな分野の開拓を随時行う計画です。所在地の東京都大田区には宇宙関連のものづくり企業が多いため、「PEDOT/PSS」の特性を生かした連携の可能性を模索しています。
「耐熱・耐久性はもちろん、電磁波カットやタッチパネル、生体データ取得など、安全性や正確性が求められる航空宇宙開発とも相性がいいため、技術革新を支える素材になると考えています」(同社)
(4)2031年にCVCAP(PEDOT/PSS)の出荷数約20万キロを計画
(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は事業会社および、エンジェル投資家より出資を受けています。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・クラスターテクノロジー <4240> [東証G]
・リファインバースグループ <7375> [東証G]
・オムニ・プラス・システム・リミテッド <7699> [東証G]
・日本電解 <5759> [東証G]
・クオルテック <9165> [東証G]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
クレバ株式会社
東京都大田区本羽田二丁目12番1号テクノWING410
資本金:13,000,000円(2024年10月24日現在)
発行済株式総数:1,272,500株(同)
発行可能株式総数:10,000,000株
設立日:2018年11月6日
決算日:10月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 金井文彦
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 249,750株
■募集株式の払込金額
1株あたり 400円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,500万円を以下の目的に充てる予定。
材料調達費 648万円
研究開発費 522万円
手数料 330万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額8,490万円(目標募集額1,500万円と上限募集額9,990万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
材料調達費 647万円
研究開発費 3,621万円
営業人件費 1,860万円
特許取得費 492万円
手数料 1,867万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(250株)
200,000円コース(500株)
300,000円コース(750株)
400,000円コース(1,000株)
500,000円コース(1,250株)
1,000,000円コース(2,500株)
2,000,000円コース(5,000株)
3,000,000円コース(7,500株)
4,000,000円コース(10,000株)
5,000,000円コース(12,500株)
10,000,000円コース(25,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(1,250株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(25,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年11月28日~12月13日
■目標募集額
15,000,000円(上限募集額 99,900,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,900,000円とする。
■払込期日
2025年1月10日
■連絡先
クレバ株式会社
電話番号:03-6423-7553
メールアドレス:info@createvalue.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈今期売上高前期比約4.5倍を計画〉機器を発展させる"電気を通すプラスチック"に世界が熱視線。次世代の"産業のコメ"の高効率生産に成功したグローバル注目ベンチャー「クレバ」
株探ニュース
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額:1500万円、上限募集額:9990万円 |
・ | 事業会社/CVC出資実績あり |
・ | エンジェル出資実績あり |
・ | エンジェル税制あり(優遇措置B) |
・ | みなし時価総額:5億900万円 |
・ | 類似上場企業:クラスターテクノロジー <4240> [東証G]、リファインバースグループ <7375> [東証G]、オムニプラスシステムリミテッド <7699> [東証G]、日本電解 <5759> [東証G]、クオルテック <9165> [東証G] |
「電気を通すプラスチック」
(出典:FUNDINNO)
クレバの金井文彦代表は代表取締役を務めた理化学機器商社では、半導体関連企業の開拓や新素材開発をけん引。クレバでは、商社目線のアライアンス戦略や"技術屋で終わらない"ビジネス開発を強みに事業を推進しています。
(出典:FUNDINNO)
同社は導電性ポリマーの開発・製造・販売を行っています。導電性ポリマーは「電気を通すプラスチック」とも言われ、身近な電子機器に欠かせないコンデンサのほか、タッチパネル、有機EL、太陽電池など多くの用途で使用されるものです。
中でも、水を主な溶剤とした導電性ポリマー「PEDOT/PSS(ピードット・ピーエスエス)」の開発を得意としています。同製品は、さまざまな電子部品の導電性を安定させ、耐久性向上による長寿命化、軽量化によるコスト削減、環境配慮など多くのメリットがあるそうです。
ディープテックなど技術革新への応用が期待されるものの、世界的に供給元が少なく、用途開発が思うように進んでいないといい、「弊社は、同製品の原液製造から実用化に必要なコーティング、供給までワンストップ体制を確立したことで、多様な用途に応えるカスタマイズや低コスト・短期間での導入を推進するなど独自の強みを有します」(同社)。
スマートデバイスや電気自動車(EV)、AIなどの次世代技術の進化に伴い、特にコンデンサ分野からの引き合いが強いといい、製品供給を開始している韓国電子機器メーカー、国内コンデンサメーカーなどへの採用を見込んでおり、来期売上高は今期比約4.5倍となる計画です。
同社は「成長のための課題」「解決方法」として以下を挙げています。
【成長のための課題】
拡販本格化に向けた体制強化
【解決方法】
設備投資による生産力向上
カスタマイズを強みに顧客ニーズに対応
開発・営業人員を拡充
高まる「ハイブリッドコンデンサ」への注目
(出典:FUNDINNO)
スマートフォン、PC、IoT家電、EV、AIなどの先端技術には電気を蓄積・制御するコンデンサが不可欠ですが、「発熱による短寿命」「小型・軽量化が困難」「コストが高すぎる」など厳しい要件があるといいます。「例えば、電解液を浸透したアルミ電解コンデンサでは、蒸発による経年劣化を軽減すべく、耐久性向上が求められます」(同社)。
電解液と導電性高分子を併用することで耐久性等を強化したハイブリッドコンデンサが注目されているといい、「PEDOT/PSS」はこれに応える製品で、業界スタンダードとすることで、技術革新を一気に前進させられると同社は考えています。
(出典:FUNDINNO)
「PEDOT/PSS」は、ノーベル化学賞受賞者・白川英樹氏の導電性ポリマー研究の延長にあるもので、さまざまな材料に印刷、塗布することで安定した導電性を付与。耐久・耐熱性、低毒性、吸湿性、生体適合性などの特徴があるため高度な応用が期待できるそうです。
実用化に向けては、大きく「原液製造」と導電性を付与する「コーティング」の2工程を踏むといいます。
原液単独では使用できないため、界面活性剤(平面状の広がり度合いを調整)やバインダー樹脂(異なる物質を結合させるための材料)などを配合して、粘度や均一性、密着性を細かく調整。「各工程で高度なノウハウが求められるため、従来は専門企業が分業していましたが、弊社はワンストップ体制を確立しました」(同社)。
これにより、顧客企業の用途に合わせたカスタマイズや製造ロットなど柔軟かつ迅速な対応が可能となり、コンデンサ関連企業を中心に引き合いが増えているそうです。
市場の魅力・事業内容・ビジネスモデル
(出典:FUNDINNO)
導電性ポリマー市場は、スマートフォンや自動車などのほか、ロボットや先進医療機器、EV、5G/6G通信基地局、航空宇宙などへの応用が期待されており、今後急成長する見込みだといいます。
生成AI需要の拡大により、大規模データセンターへの投資が加速する中、耐熱性を持った導電性ポリマーをサーバー内のコンデンサに使用するケースも増加。「さらなるAI需要の拡大が想定され、弊社にとって追い風になると考えています」(同社)。
コンデンサのほか、有機ELやタッチパネル、次世代太陽電池など、導電性ポリマーを用いた部品が必要となる場面は増えていく見込みで、「将来的には2兆円規模も狙える有望な市場だと考えています」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
同社は、導電性ポリマー「PEDOT/PSS」の原液製造からコーティング(導電性を付与)までワンストップで行い、用途別にカスタマイズして顧客企業への導入を推進しています。
多様な用途を見込んでおり、まずは、市場の追い風、引き合いともに強いコンデンサ領域に注力。中でも、電解液と導電性ポリマーを併用することで長寿命化や高効率化が期待される、ハイブリッドコンデンサに応用する予定です。
次に商業化を見込んでいるのは次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」です。
現在、最も普及している太陽電池はシリコン系大型パネルを要するため、重量や設置場所の制限がネックでしたが、ペロブスカイト太陽電池は「折り曲げ可能で薄くて軽い」などの特性があり、低コスト化や導入範囲の拡大に期待が集中。
「経済産業省も、2040年度に累計20ギガワット程度導入する目標を掲げ、再エネ導入拡大の切り札として普及を支援する方針です」(同社)
将来的には医療・ヘルスケア分野への応用も見込んでおり、軽さや屈曲・延伸性を生かした人工筋肉や、導電性を持たせた繊維によるウェアラブル開発などを想定。「実際にアルツハイマー型認知症の診断に可能性を示す研究成果もあり、金井の悲願でもあります」(同社)。
(出典:FUNDINNO)
現在はコンデンサ領域に注力しているため、モバイル機器や自動車メーカーを顧客に持つ電子部品・電子機器メーカーが主要ターゲットですが、太陽電池や生体分野への展開など用途に応じて、多様なアライアンスを検討するとしています。
基本的なビジネスモデルは、顧客製品の開発を支援する立場から共同開発を推進し、「PEDOT/PSS」の採用・供給を収益源としており、製造は東京・大田区の自社工場で約1トン/月の生産が可能です。
「汎用性が高い導電性ポリマーは、帯電防止性能を求める住宅や精密機器工場の床材、省エネ性能を求める空調機メーカーからも引き合いがあり、各種最適なパートナーと共同開発を進めているところです」(同社)
今後の成長に向けて
(1)ExitはIPOを計画
(出典:FUNDINNO)
(出典:FUNDINNO)
(2)短期計画
金井代表のネットワークや化学系専門商社を代理店に顧客開拓を進めており、これまでに約50社から引き合いを獲得。既存顧客である、韓国コンデンサ関連企業からの追加注文のほか、国内コンデンサ企業とも、供給に向けたサンプル評価の最終工程を実施しています。
国内大手総合化学メーカーと、量産化に向けた共同研究開発を行っており、大ロット対応に耐え得る生産体制の構築も同時並行で進めているそうです。
今後、以下の製品の市場投入を本格化する計画です。
【難聴者向け360度スピーカー】
「PEDOT/PSS」を塗布したフィルムを振動させて音を出す360度スピーカーを東京大学と共同研究中です。繊細な音の違いが明確に分かるほか、このフィルムスピーカーが出す音域は難聴者でも聞こえやすいという実例があり、国内約1430万人の難聴者向け製品を展開していきたいといいます。
【eスポーツプレイヤー向け導電性ヘッドフォン】
ポリマーフィルムを使用したヘッドフォンの試作品を、eスポーツプレイヤーに試してもらった結果、「敵の足音が360度どこからも鮮明に聞こえる」「音に臨場感がある」「通常のヘッドフォンよりも軽いので疲れない」などと好評だそうです。
【低コスト、低環境負荷の除湿システム】
温度・湿度調整を同時に行う従来の除湿システムに対してエネルギー消費を抑えたのが「デシカント空調機」です。「PEDOT/PSS」を利用することで小型化・低コスト化を見込んでおり、東北大学と共同研究を進めています。
(3)中長期計画
導電性ポリマーが価値を発揮できる新たな分野の開拓を随時行う計画です。所在地の東京都大田区には宇宙関連のものづくり企業が多いため、「PEDOT/PSS」の特性を生かした連携の可能性を模索しています。
「耐熱・耐久性はもちろん、電磁波カットやタッチパネル、生体データ取得など、安全性や正確性が求められる航空宇宙開発とも相性がいいため、技術革新を支える素材になると考えています」(同社)
(4)2031年にCVCAP(PEDOT/PSS)の出荷数約20万キロを計画
(出典:FUNDINNO)
株主構成
同社は事業会社および、エンジェル投資家より出資を受けています。
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・クラスターテクノロジー <4240> [東証G]
・リファインバースグループ <7375> [東証G]
・オムニ・プラス・システム・リミテッド <7699> [東証G]
・日本電解 <5759> [東証G]
・クオルテック <9165> [東証G]
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
クレバ株式会社
東京都大田区本羽田二丁目12番1号テクノWING410
資本金:13,000,000円(2024年10月24日現在)
発行済株式総数:1,272,500株(同)
発行可能株式総数:10,000,000株
設立日:2018年11月6日
決算日:10月31日
■募集株式の発行者の代表者
代表取締役 金井文彦
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 249,750株
■募集株式の払込金額
1株あたり 400円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額1,500万円を以下の目的に充てる予定。
材料調達費 648万円
研究開発費 522万円
手数料 330万円
・上限募集額達成時の資金使途内訳
上記に追加し、調達額8,490万円(目標募集額1,500万円と上限募集額9,990万円との差額)を以下の目的に充てる予定。
材料調達費 647万円
研究開発費 3,621万円
営業人件費 1,860万円
特許取得費 492万円
手数料 1,867万円
■投資金額のコース及び株数
100,000円コース(250株)
200,000円コース(500株)
300,000円コース(750株)
400,000円コース(1,000株)
500,000円コース(1,250株)
1,000,000円コース(2,500株)
2,000,000円コース(5,000株)
3,000,000円コース(7,500株)
4,000,000円コース(10,000株)
5,000,000円コース(12,500株)
10,000,000円コース(25,000株)
※特定投資家口座以外からの申し込みの場合、500,000円コース(1,250株)までしか申し込みできない。特定投資家口座からの申し込みの場合、10,000,000円コース(25,000株)を上限とする。
■申込期間
2024年11月28日~12月13日
■目標募集額
15,000,000円(上限募集額 99,900,000円)
※特定投資家口座全体からの申し込みの上限は79,900,000円とする。
■払込期日
2025年1月10日
■連絡先
クレバ株式会社
電話番号:03-6423-7553
メールアドレス:info@createvalue.co.jp
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、FUNDINNOの下記ページをご覧ください。
▼〈今期売上高前期比約4.5倍を計画〉機器を発展させる"電気を通すプラスチック"に世界が熱視線。次世代の"産業のコメ"の高効率生産に成功したグローバル注目ベンチャー「クレバ」
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