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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 メイコー、コカBJH、オムロン (6日大引け後 発表分)

メイコー <日足> 「株探」多機能チャートより

 11月6日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 メイコー <6787> [東証P]  ★今期経常を17%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も8円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の150億円→175億円に16.7%上方修正。増益率が5.1%増→22.7%増に拡大し、従来の3期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。スマートフォン向け基板や情報通信向け基板などの受注が好調に推移していることを反映した。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の72円→80円(前期は68円)に増額修正した。

 デジタルHD <2389> [東証P]  ★今期経常を20%上方修正、配当65円実施で利回り6%超
 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の15.8億円→19億円に20.3%上方修正。増益率が4.2倍→5.0倍に拡大する見通しとなった。Investment事業で営業投資有価証券売却益を計上したことなどが上振れの要因となる。
  併せて、従来未定としていた期末一括配当は65円(前期は75円)実施する方針とした。普通配当45円に加え、上場20周年記念配当20円を実施する。配当利回りは6.40%。

 コカBJH <2579> [東証P]  ★今期最終益と配当を上方修正、大規模な自社株買いも発表
 ◆24年12月期の連結最終利益を従来予想の69億円→74億円に7.2%上方修正。増益率が3.7倍→4.0倍に拡大する見通しとなった。新製品の展開や効果的な営業施策が奏功し、1-9月期の販売数量が想定以上に伸びたほか、10月から実施した価格改定効果なども織り込んだ。
  併せて、配当政策の変更も踏まえ、年間配当を従来計画の50円→53円(前期は50円)に増額修正した。また、発行済み株式数の11.0%にあたる2000万株または300億円を上限に自社株買いを実施するほか、11月11日付で2300万株を消却すると発表。

 GMOペパボ <3633> [東証S]  ★今期経常を24%上方修正、配当も13円増額
 ◆24年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は8.3億円の黒字(前年同期は5億円の赤字)に浮上して着地。併せて、通期の同損益を従来予想の7億円の黒字→8.6億円の黒字(前期は2.4億円の赤字)に23.9%上方修正した。ホスティング事業で価格改定効果が継続していることに加え、金融支援事業における貸倒関連費用の減少やAI活用に伴うカスタマーサービスのコスト削減などを反映した。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→53円(前期は無配)に大幅増額修正した。配当利回りは3.91%に上昇。

 シグマクシス <6088> [東証P]  ★今期経常を7%上方修正・最高益予想を上乗せ、株式分割も発表
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の53億円→56.5億円に6.6%上方修正。増益率が22.2%増→30.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。顧客の旺盛な需要を背景に、単価の上昇やビジネスパートナーの活用に加え、社内コンサルタントの稼働率が計画を上回って推移していることを織り込んだ。
  同時に、11月末現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表。併せて、期末一括配当を従来計画の34円→19円(株式分割前換算では38円)に修正した。年間配当は実質11.8%の増額となる。

 GMOメディ <6180> [東証G]  ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も53円増額
 ◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の6.4億円→7.1億円に10.9%上方修正。増益率が18.5%増→31.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。利益率の高い自社メディアの投資育成事業の成長継続に加え、AI・RPAの利活用で業務効率化が進展したことが上振れの要因。
  併せて、期末一括配当を従来計画の121円→174円(前期は105円)に大幅増額修正した。業績上振れに伴う普通配当23円、5ヵ年計画超過達成&上場10期記念配当30円を上積みする。

 守谷輸送機 <6226> [東証S]  ★今期経常を32%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
 ◆25年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の28.5億円→37.5億円に31.6%上方修正。増益率が8.4%増→42.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。利益率の高い保守・修理案件の受注が好調に推移していることに加え、新規設置エレベーターの粗利益率が改善することなどを織り込んだ。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の23円→33円(前期は20円)に大幅増額修正した。

 オムロン <6645> [東証P]  ★今期税引き前を24%上方修正
 ◆25年3月期の連結税引き前利益を従来予想の210億円→260億円に23.8%上方修正。減益率が39.9%減→25.6%減に縮小する見通しとなった。中国・欧州市場が低調で売上高は計画を下回るものの、売上総利益率の改善や固定費効率化の効果で利益は上振れする。なかでも制御機器事業における構造改革の進展が大きく貢献する。

 アクセル <6730> [東証S]  ★今期経常を35%上方修正、配当も6円増額
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の11億円→14.8億円に34.5%上方修正。減益率が55.1%減→39.6%減に縮小する見通しとなった。パチンコ・パチスロ機向けグラフィックスLSIの販売が計画を上回るほか、メモリモジュールなどの製品も伸びる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→41円(前期は81円)に増額修正した。

 島根銀行 <7150> [東証S]  ★上期経常を一転59%増益に上方修正
 ◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の2.3億円→6億円に2.6倍上方修正。従来の減益予想から一転して59.2%増益見通しとなった。貸出金利息、有価証券利息配当金、役務取引等収益の計画上振れに加え、経費・与信関連費用が想定を下回ったことが要因。

 IMV <7760> [東証S]  ★前期経常を一転18%増益・最高益に上方修正、配当も8円増額
 ◆24年9月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→18.5億円に37.3%上方修正。従来の減益予想から一転して17.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。増収効果に加え、売上構成比の良化による原価率の改善、積極的な設備投資による収益力の強化が上振れにつながった。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→20円(前の期は12円)に大幅増額修正した。

 MTG <7806> [東証G]  ★前期経常を一転3%増益に上方修正
 ◆24年9月期の連結経常利益を従来予想の34億円→43億円に26.5%上方修正。従来の減益予想から一転して3.2%増益見通しとなった。「ReFa」ブランドがヘアケアシリーズを中心に引き続き販売が好調だったことが寄与。為替差益の計上なども利益を押し上げた。

 マミヤOP <7991> [東証S]  ★上期経常は2.1倍増益・通期計画を超過
 ◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の55億円に急拡大して着地。電子機器事業でスマート遊技機用ユニットの需要が好調に推移したことに加え、新紙幣対応の紙幣識別機への入れ替え需要が計画を大きく上回り、大幅増収増益を達成した。
  通期計画の48億円をすでに超過しており、業績上振れが期待される。

 京王 <9008> [東証P]  ★今期経常を21%上方修正、配当増額と自社株買いの実施も発表
 ◆25年3月期の連結経常利益を従来予想の443億円→536億円に21.0%上方修正。増益率が1.9%増→23.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。不動産販売業で販売戸数が増加することに加え、ホテル業における客室単価上昇などが収益を押し上げる。
  業績好調に伴い、年間配当を従来計画の70円→100円(前期は52.5円)に大幅増額修正した。併せて、発行済み株式数の4.6%にあたる560万株または150億円を上限に自社株買いを実施すると発表。

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