【特集】「宇宙開発関連」が13位、目先の政局動向に左右されず息の長い相場へ<注目テーマ>
JPX日経400 <日足> 「株探」多機能チャートより
1 人工知能
2 半導体
3 データセンター
4 親子上場
5 2024年のIPO
6 半導体製造装置
7 防衛
8 JPX日経400
9 生成AI
10 円高メリット
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「宇宙開発関連」が13位となっている。
日本の新しい基幹ロケット「H3」4号機が4日、種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは計画どおり飛行し、搭載されていた防衛通信衛星「きらめき3号」は正常に分離。打ち上げは成功した。H3ロケットの打ち上げは1号機の失敗を経て、2号機から3回連続での成功となった。
覇権争いを繰り広げる米中を筆頭に宇宙開発を巡る動きは世界的に活発化している。日本も今年から宇宙戦略基金を始動させ、民間の技術開発を後押しする構えにある。宇宙開発は安全保障と密接に関わる分野なだけに、株式市場では目先の政局動向に比較的左右されにくい中長期の投資テーマとして位置づけられている。関連銘柄には継続的に物色が向かい、息の長い相場となることが見込まれる。
この日前引け時点の関連銘柄の値動きでは、H3ロケットを宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同開発した三菱重工業<7011>をはじめ、IHI<7013>、川崎重工業<7012>といった重工大手が大幅高。三菱電機<6503>、スカパーJSATホールディングス<9412>も高い。一方、宇宙ベンチャーのアストロスケールホールディングス<186A>やispace<9348>、QPS研究所<5595>などは軟調に推移している。
出所:MINKABU PRESS