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【特集】個人投資家・有限亭玉介:闇バイトや外国人強盗の多発で防犯・防災関連株に再び注目【FISCOソーシャルレポーター】

あいHD <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2024年10月27日12時に執筆

近年は高齢者を狙った振り込め詐欺だけでなく、電話口で巧みに預金残高を聞き出して一般家庭へ強盗をするような事件も起こっております。前には無かったような新しい犯罪に、政府が対策を進めるようです。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

10月22日に石破首相は闇バイトの対策について、今年度の補正予算案に盛り込む方針を発表しました。具体的には、SNSで闇バイトに関する情報の削除や取り締まりを強化するとの事。首相のこの発表を受けて、早くも関連銘柄が物色されているようです。

一国のリーダーが表立って最初に始める政策なのかは疑問ですが、何も手を打たないわけにもいきませんからねぇ。ただ、石破首相が能登半島地震の補正予算を組まずに、闇バイト対策で補正予算をすんなり組むのは防災庁の設立を目指す方向性とズレている気もしますな。はてさて、衆院選後の国民の審判を受けた後、どんな内閣が再編されるのでしょうねぇ。

近年、高度人材ではなく教育水準の低い移民を受け入れ続けている事も、国民感情として治安悪化への不安は大きいはずです。移民に限らず、日本のように防犯意識や警戒心が低いと知られている国であれば、日本が海外の犯行グループから標的になる事も考えられます。節度を持って楽しく観光してくれる外国人はウェルカムですけどねぇ…。

ドライブカメラの普及然り、防犯・監視カメラが身近になった事もあって以前と比較すればその数は街中に確実に増えてきております。それと共に先進国で日本の治安の良さは世界トップレベルでしたが、それが揺らぎ始めたようです。対策を始めて治安が急に良くなるという事も考え難いので、政府の闇バイトを含む防犯対策は長期化するでしょう。今回は、闇バイト対策などで思惑がある銘柄をチェックして参ります。

防犯カメラ運営とカード発行機が主力のあいHD<3076>は、防犯関連銘柄として思惑があるようです。PERも割安水準で、25年6月期は過去最高益を更新する予想。政府の闇バイト対策のテーマ性だけでなく、株主還元や業績でも投資妙味がありますな。次の決算発表は11月14日です。

法人向け入退室管理や監視カメラシステムを提供するセキュア<4264>も、防犯カメラの設置費用補助で物色されております。直近に発表した、レジレス無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」の実証実験も材料となりますかねぇ。時価総額100億以下の小型株ながら、ポテンシャルは感じられますな。11月13日の決算発表も注目です。

直近で下値を切り上げているブロードエンタープライズ<4415>は、マンション向け高速インターネットやIoTインターフォンシステムの販売を手掛けております。業績も好調で、防犯設備が整ったマンションの需要も今後拡大する可能性があるか。11月7日の決算発表後のチャート(日足)も監視中です。

官公庁向け給与システムが主力のSIGグループ<4386>は、10月9日に三菱地所<8802>と業務提携契約を締結しました。チャート(日足)は底値圏から下値を切り上げると25日線・75日線を上回っております。

防犯・監視カメラやカメラシステムを販売・施工を手掛けるダイワ通信<7116>も、政府の防犯対策関連として注目されているようですな。11月14日の決算前に、じわじわと下値を切り上げております。

最後はビジネスホンやネットワーク・セキュリティ機器を販売するサクサHD<6675>です。PER・PBRが割安で、配当利回りも目を引きますな。チャート(日足)は下落基調から11月8日の決算発表でトレンド転換するか監視中。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

 提供:フィスコ

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