【材料】アラスカ航空が上昇　アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ＝米国株個別

（NY時間10:12）（日本時間23:12）
アラスカ航空<ALK>　46.76（+1.22　+2.68%）

　アラスカ航空<ALK>が上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げた。目標株価は５６ドル。９月に買収が完了したハワイアン航空のファンダメンタルズを素早く消化および修正できると判断したとしている。

　「今回の買収に苛立たせられることは予想していたが、ジェットブルー<JBLU>とサウスウエスト<LUV>の輸送能力の合理化も現段階で見込まれないことから、ハワイアン航空にとって西海岸市場は好ましい状況にある」と述べている。

　また、「これは短期的な判断材料にはならないが、ハワイアン航空は２０２５年に利益を２２％希薄化させると予想されるものの、アラスカ航空のチームは特に競争力学が緩和される中、ハワイアンのファンダメンタルズを素早く消化し、修正することができると確信している」とも語った。

　「アラスカ航空はハワイアン航空のシナジー効果による上振れ余地だけではなく、太平洋岸北西部、カリフォルニア、そしてハワイにおいてもトップシェアを誇る優れた経営陣の１つからの成長も期待できる」とも付け加えている。

　デルタ航空<DAL>、ユナイテッド航空<UAL>、そして今回のアラスカ航空<ALK>のようなバリュエーションが低く設定されている質の高い航空会社にこだわることを勧めるとも述べた。

【企業概要】
　米国・バハマ・ベリーズ・カナダ・コスタリカ・グアテマラ・メキシコで、旅客輸送及び貨物輸送を行うほか、傘下の航空会社・提携地域航空会社を通じた米国内線の運航も行う。アラスカ航空、ハワイアン航空、ホライゾン航空はグループ子会社。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース