【市況】日経VI:上昇、株価大幅安で警戒感強まる
日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は22日、前日比+0.98(上昇率3.73%)の27.22と上昇した。なお、高値は32.17、安値は25.55。今日の東京市場は売り買いが交錯して始まった後は、売り優勢の展開となった。市場では27日投開票の衆院選を絡め、国内政治の不透明感が意識されていることに加え、11月5日投開票の米大統領選挙への警戒感も次第に強まりつつあり、市場心理が悪化しやすくなっている。こうした中、今日は日経225先物が大幅に下げたことから、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが強まり、日経VIは概ね昨日の水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
《SK》
提供:フィスコ