【材料】北興化が大幅続落、ファインケミカル事業苦戦し第3四半期7.7%営業減益
北興化 <日足> 「株探」多機能チャートより
国内販売が堅調に推移したことや、海外販売が中南米・韓国向けを中心に増加し、円安も寄与したことから農業事業が好調だった。ただ、ファインケミカル事業の中国子会社の主力品目である石化用触媒(TPP)の価格競争の影響や物流費の増加、人的資本投資などの費用がかさみ減益を余儀なくされた。
なお、24年11月期通期業績予想は、売上高460億円(前期比1.7%増)、営業利益41億2000万円(同6.7%減)、純利益34億5000万円(同7.3%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に上限を100万株(発行済み株数の3.69%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は10月8日から来年10月7日までで、これにより取得した自社株は消却を予定しているという。
出所:MINKABU PRESS