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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日英金利差の大幅縮小観測は後退


■上昇、原油高などの影響受ける

今週のポンド・円は上昇。一時190円を下回ったものの、日米金利差の大幅縮小観測は後退し、米ドル高円安が急速に進行したことを受けてポンド・円は一時195円台半ばまで買われた。中東情勢の一段の悪化を警戒して原油先物が上昇したこともポンド買い・円売りを促したようだ。取引レンジ:189円57銭-195円97銭。

■下げ渋りか、日英金利差の大幅縮小観測は後退

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行総裁はインフレ動向次第で積極的に金融緩和を進める考えを表明しており、11月の金融政策委員会(MPI)での利下げが予想される。一方、日本銀行の追加利上げ期待は後退しており、日英金利差の大幅縮小は想定されていないため、ポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:8月鉱工業生産(7月:前月比-0.8%)

予想レンジ:193円00銭-197円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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